Technics SP−10MKU. 9台目修理記録
梱包はこちらを参考  2018/12/2持込  12/27完成 
寸評 カスタムLSIが使用されていないので、今後も修理部品に不安が無く、長く使用出来ます。
    Technics SP−10MKUaはカスタムIC使用。
    機械的な消耗品は軸ですので、注油を忘れずにする事
A. 修理前の状況
  • 症状
    • 電源を入れると高速回転をして、コントロ−ルがきかない。
      別業者さんに修理に持ち込んだところ、 原因は「FGコイル不良とコンデンデンサ−不良」ですが、
      当方ではFGコイルの巻き直しが不可能なので修理が出来ないと言う事でした。
      
B. 原因
  • 各部経年劣化。
    モーター回転数感知巻き線(FGコイル)断線。
C. 修理状況
D. 使用部品
  • 半固定VR                  4個。
    フイルム・コンデンサー           37個。
    電解コンデンサー              30個。

E. 調整・測定

F. 修理費   95,000円        オーバーホール修理。

M. モーター修理

Y. ユーザー宅の設置状況

S. Technics SP−10mkU の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 点検中 上から見る。
A22. 点検中 ターンテーブルを外し、上から見る
A23. 点検中 前から見る
A24. 点検中 前右から見る
A25. 点検中 後から見る
A26. 点検中 後左から見る
A31. 点検中 下から見る
A51. 点検中 下蓋を取り、下から見。
A32. 点検中 下前から見る
A33. 点検中 下前左から見る
A34. 点検中 下後から見る
A35. 点検中 下後右から見る
A41. 点検中 ターンテーブル。
A42. 点検中 ターンテーブル裏。
A61. 点検中 電源部 上から見る
A62. 点検中 電源部 前から見る
A63. 点検中 電源部 前右から見る
A64. 点検中 電源部 後から見る
A65. 点検中 電源部 後左から見る
A71. 点検中 電源部 下から見る
A72. 点検中 電源部 下前から見る
A73. 点検中 電源部 下前左から見る
A74. 点検中 電源部 下後から見る
A75. 点検中 電源部 下後右から見る
A76. 点検中 電源供給キャノンコネクター。 上=NEUTRIC製金メッキ端子に交換可能、下=純正品。今回見送り。
A81. 点検中 電源部、 ケースを取り、上から見る
A83. 点検中 電源部、 ケースを取り、右から見る
A84. 点検中 電源部、 ケースを取り、左から見る
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理中 電源、基板を取り外したところ。
C11. 修理前 電源定電圧基板
C12. 修理後 電源定電圧基板 電解コンデンサー7個、半固定VR2個交換
C13. 修理前 電源定電圧基板裏
C14. 修理(半田補正)後 電源定電圧基板裏。全ハンダをやり直す、フイルムコンデンサー1個追加。
C16. 完成電源定電圧基板裏。 余分なフラックス落として洗浄し、コート液を塗る。
C21. 修理後 電源ヒューズ基板
C22. 修理前 電源ヒューズ基板裏
C23. 修理(半田補正)後 電源ヒューズ基板裏。全ハンダをやり直す。
C24. 完成電源ヒューズ基板裏。 余分なフラックスを落として洗浄し、コート液を塗る。
C31. 修理中 電源コネクター、点検・補修。
C41. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板
C411. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板、スルホール半田1
C412. 修理(半田補正)後 基準発生・速度切替え分周基板、スルホール半田1
C413. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板、スルホール半田2
C414. 修理(半田補正)後 基準発生・速度切替え分周基板、スルホール半田2
C415. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板、スルホール半田3
C416. 修理(半田補正)後 基準発生・速度切替え分周基板、スルホール半田3
C42. 修理後 基準発生・速度切替え分周基板 電解コンデンサー7個、フイルムコンデンサー16個交換
C43. 完成基準発生・速度切替え分周基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C44. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板裏
C45. 修理(半田補正)後 基準発生・速度切替え分周基板裏。全ハンダをやり直す。
C46. 完成基準発生・速度切替え分周基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C51. 修理前 駆動基板
C511. 修理前 駆動基板、スルホール半田1。
C512. (半田補正)後 駆動基板、スルホール半田1。
C513. 修理前 駆動基板、スルホール半田2。
C514. 修理(半田補正)後 駆動基板、スルホール半田2
C515. 修理前 駆動基板、スルホール半田3。
C515. 修理(半田補正)後 駆動基板、スルホール半田3。
C52. 修理後 駆動基板 電解コンデンサー13個、フイルムコンデンサー8個交換
C53. 完成駆動基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C54. 修理前 駆動基板裏
C55. 修理(半田補正)後 駆動基板裏。全ハンダをやり直す。
C56. 完成駆動基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C61. 修理前 速度制御基板
C611. 修理前 速度制御基板、スルホール半田1。
C612. 修理(半田補正)後 速度制御基板、スルホール半田1。
C613. 修理前 速度制御基板、スルホール半田2。
C614. 修理(半田補正)後 速度制御基板、スルホール半田2。
C62. 修理後 速度制御基板 電解コンデンサー2個、フイルムコンデンサー10個、半固定VR2個交換
C63. 完成速度制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C64. 修理前 速度制御基板裏
C65. 修理(半田補正)後 速度制御基板裏。全ハンダをやり直す、フイルムコンデンサー1個追加。
C66. 完成速度制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C71. 修理前 メイン基板
C711. 修理中 メイン基板、銅箔半田広げる。
C712. 修理(半田補正)後 メイン基板、銅箔半田広げる。
C72. 修理(半田補正)後 メイン基板。全ハンダをやり直す。電解コンデンサー1個、フイルムコンデンサー2個交換
C73. 完成メイン基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C74. 修理前 メイン基板裏
C75. 修理(半田補正)後 メイン基板裏。全ハンダをやり直す。
C751. 修理前 メイン基板裏、コネクター半田。
C752. 修理(半田補正)後 メイン基板裏、コネクター半田。
C753. 修理前 メイン基板裏、コネクター半田2。
C754. 修理(半田補正)後 メイン基板裏、コネクター半田2。
C755. 修理前 メイン基板裏、コネクター半田3。
C756. 修理(半田補正)後 メイン基板裏、コネクター半田3。全ハンダをやり直す。
C757. 修理中 メイン基板裏、銅箔半田広げる。
C758. 修理(半田補正)後 メイン基板裏、銅箔半田広げる。
C759. 修理中 メイン基板裏、銅箔半田広げる2。
C760. 修理(半田補正)後 メイン基板裏、銅箔半田広げる2。
C76. 完成メイン基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C81. 修理前 SW基板
C82. 修理前 SW基板裏
C83. 修理(半田補正)後  SW基板裏。全ハンダをやり直す。
C84. 完成SW基板裏。 余分なフラックスを落として洗浄し、コート液を塗る。
C91. 修理(清掃)中  ストロボ部分解・点検・清掃。
C92. 修理(清掃)後  ストロボ部分、 ストロボ発光管(ネオン管)はまだ十分綺麗。
CA1. 修理中 メカニカルブレーキ。 メカ部を長持ちさせる為に、弱めに設定。
CB1. 交換部品
CC1. 修理前 下から見る
CC2. 修理後 下から見る
CC3. 修理前 電源部
CC4. 修理後 電源部
CC5. 修理前 電源部を右から見る
CC6. 修理後 電源部を右から見る
CC7. 修理前 電源部を左から見る
CC8. 修理後 電源部を左から見る
M. モーター修理。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
M0. 修理前 モータを取出す
M10. 修理前 モータ回転子保護金具止めビス固定ゴム無。
M11. 修理前 モータ固定子。
M12. 修理前 モータ固定子軸受け。
M13. 修理前 モータ固定子巻き線基板裏側。
M14. 完成固定子巻線基板裏。 余分なフラックスを落として洗浄し、コート液を塗る。固定子、「FG−コイル」と「固定子巻線基板裏」を修理後。
M21. 修理前 アマチュアコイルの引き出し線A2、 エナメル線の絶縁+レジスト液のみで!。
M22. 修理後 アマチュアコイルの引き出し線A2、 絶縁チューブを通す。
M23. 修理前 アマチュアコイルの引き出し線A3、 エナメル線の絶縁+レジスト液のみで!
M24. 修理後 アマチュアコイルの引き出し線A3、 絶縁チューブを通す。
M31. 「FG−コイル」修理中。 過度の注油で、ここまでオイルが浸透!外側の黒いのが「FG−コイル」
M41. 修理前 モータ回転子裏。
M42. 修理後 回転子裏。 今後の為、錆止めを軽く塗布する。
M43. 修理前 FG−コア。
M44. 修理後 FG−コア。 今後の為、錆止めを軽く塗布する。
M45. 修理中 回転子軸、 すこし擦れ跡がある。
M46. 修理中 回転子軸拡大して見る、 すこし擦れ跡がある。
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 測定・調整  
E11. PLL−33回転(ロック)。
E12. PLL−45回転(ロック)。
E13. PLL−78回転(ロック)。
E21. 33回転。
E22. 45回転。
E23. 78回転。
E31. ストロボで点検、33回転。
E32. ストロボで点検、45回転。
E33. ストロボで点検、78回転。
E4. 引き続き24時間エージング、 左は PRA−2000RG. 2台目
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 正面から見る。
S.Technics SP−10mkU の仕様(マニアルより)
型式 ダイレクトドライブターンテーブル SP−10mkU
駆動形式 ダイレクトドライブ
駆動モーター ブラシレスDCモーター
制御方式 クォーツフェイズロックドコントロ−ル
ターンテーブル アルミダイカスト製 直径32.0cm,重量3.0kg
回転数 33 1/3,45,78.26rpm
起動トルク 6kg・cm
起動特性 0.25秒で定速回転(331/3rpm時)
負荷変動 5kg・cm以内、 0%
回転数偏差 ±0.002%以内
ワウ・フラッター 0.025%WRMS(JIS C5521)
SN比 78dB(IEC98A weighted)
電源 AC100V 50/60Hz
消費電力 16W
外形寸法 (本体)   幅386.5×高さ102.5×奥行368.5mm
(電源部) 幅110×高さ83.5×奥行370mm
重量 (本体)9.5kg。  (電源部)3.8kg
備考 プラグを差し込んだ状態ではさらに奥行85mmが必要
価格 ¥150,000(1976年頃)
                    10mk2-93m
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