HMA−9500mkU. 32台目 修理記録
平成19年5月15日持込    平成22年1月28日完成 
注意 このAMPはアースラインが浮いています。
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)やプリAMPのアースもも接続してはいけません。
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません、+−の撚りのあるのも使用出来ません。
    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照

この「HMA−9500mkU. 32台目」は、過去の「HMA−9500mkU.40台」及び「HMA−9500. 25台」の頂点に立つ優等生です。 過去に大きな事故や故障が無く、終段FET(電界効果トランジスター)が最高の状態の為です。
A. 修理前の状況
  • プロテクトが動作したまま、回復せず。

B. 原因
  • ヒューズ抵抗焼損。

C. 修理状況
D. 使用部品
  • SP接続リレー         2個。
    初段FET(電界効果トランジスター) 2個。
    バイアス/バランス半固定VR    6個。
    フューズ入り抵抗           30個。
    電解コンデンサー           31個。
    WBT SP端子 WBT−0702  2組(定価で工賃込み)。
    WBT RCA端子 WBT−0201 1組(定価で工賃込み)。
    フイルムコンデンサー       4個。
    電源コード交換3.5スケヤ。
    3P電源プラグ。
E. 調整・測定

F. 修理費込み販売価格 250,000円 販売済み

S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより)
A. 修理前の状況
A11. 外観・点検中 前上から見る
A12. 外観・点検中 前から見る
A13. 外観・点検中 右から見る。 FET(電界効果トランジスター)ケース止めネジは付属します。
A14. 外観・点検中 後から見る
A15. 外観・点検中 左から見る。 FET(電界効果トランジスター)ケース止めネジは付属します。
A16. 外観・点検中 上から見る。
A21. 外観・点検中 下前から見る
A22. 外観・点検中 下右から見る
A23. 外観・点検中 下後から見る
A24. 外観・点検中 下左から見る
A22. 外観・点検中 下から見る
A31. 点検中 下から見る
A32. 点検中 Rドライブ基板 電解コンデンサーのビニールのむけは少ない
A33. 点検中 Lドライブ基板 電解コンデンサーのビニールのむけは少ない
A34. 点検中 電源基板
A41. 点検中 入力RCA端子基板が曲がって取り付け
A42. 点検中 電源トランス詰物の色が白いので、通電時間は短い。
C. 修理状況
C11. 修理前 R側ドライブ基板
C12. 修理後 R側ドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス・バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
                      フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C13. 修理前 R側ドライブ基板裏
C131. 修理中 R側ドライブ基板裏、不使用電極ですが、穴あきは半田不良では最悪。
C132. 修理中 R側ドライブ基板裏、半田槽の半田が高すぎる為、どぶ付け半田なので、のりが少ない。
C133. 修理中 R側ドライブ基板裏、半田玉。
C134. 修理中 R側ドライブ基板裏、のりが少ない。
C135. 修理(半田補正)中 R側ドライブ基板裏、 レジストを剥がし、半田糊代を広げる。
C14. 修理(半田補正)後 R側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す 普通はこれで完成
C15. 修理中 R側ドライブ基板裏 不要なフラックスを落とす、 普通は掃除機で吸いながら行うので写真は撮らず。
C16. 完成R側ドライブ基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 L側ドライブ基板
C22. 修理後 L側ドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
                     フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C23. 修理前 L側ドライブ基板裏
C231. 修理中 L側ドライブ基板裏、半田槽の半田が高すぎる為、どぶ付け半田なので、のりが少ない。
C232. 修理中 L側ドライブ基板裏、半田槽の半田が高すぎる為、どぶ付け半田なので、のりが少ない。
C233. 修理中 L側ドライブ基板裏、半田槽の半田が高すぎる為、どぶ付け半田なので、のりが少ない。
C234. 修理中 R側ドライブ基板裏、のりが少ない。
C235. 修理(半田補正)中 R側ドライブ基板裏、 レジストを剥がし、半田糊代を広げる。
C24. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す 普通はこれで完成
C25. 修理中 L側ドライブ基板裏 不要なフラックスを落とす、 普通は掃除機で吸いながら行うので写真は撮らず。
C26. 完成L側ドライブ基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C31. 修理前 R側終段FET(電界効果トランジスター)
C311. 修理中 R側終段FET(電界効果トランジスター)取り付け絶縁マイカー板、
                                    FET(電界効果トランジスター)の足の穴が小さいので修理歴無と思われる。
C32. 修理後 R側終段FET(電界効果トランジスター)
C33. 修理前 L側終段FET(電界効果トランジスター)
C311. 修理中 L側終段FET(電界効果トランジスター)取り付け絶縁マイカー板、
                                    FET(電界効果トランジスター)の足の穴が小さいので修理歴無と思われる。
C34. 修理後 L側終段FET(電界効果トランジスター)
C41. 修理前 RLモジュール、 バージョン(2Y)から無交換
C42. 修理後 RLモジュール裏。
C51. 修理前 電源基盤
C52. 修理後 電源基盤 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個、整流ダイオード10個交換、輪ゴムは接着材が固まるまで使用
C53. 修理前 電源基盤裏
C54. 修理(半田補正)後 電源基盤裏 半田を全部やり直す
C55. 修理中 電源基盤裏 不要なフラックスを落とす、 普通は掃除機で吸いながら行うので写真は撮らず。
C56. 完成電源基盤裏  洗浄後防湿材を塗る
C57. 修理中 絶縁シート
C61. 修理前 RCA端子
C62. 修理中 RCA端子取り付け穴
C63. 修理後 RCA端子 WBT−0201 使用。  
C64. 修理前 RCA端子裏
C65. 修理後 RCA端子裏
C66. 修理前 RCA端子基板
C67. 修理前 RCA端子基板裏
C68. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏  半田を全部やり直す
                   フイルムコンデンサー2個交換、2個増設
C69. 完成RCA端子基板裏 洗浄後防湿材を塗る
C71. 修理前 R−SP端子
C72. 修理中 R−SP接続端子穴加工前
C73. 修理中 R−SP接続端子穴加工
C74. 修理(交換)後 R−SP端子 WBT−0702 使用。
C75. 修理後 R−SP端子裏配線、WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした。理由はこちら
C81. 修理前 L−SP端子
C82. 修理中 L−SP接続端子穴加工前
C83. 修理中 L−SP接続端子穴加工
C84. 修理(交換)後 L−SP端子 WBT−0702 使用。
C85. 修理後 L−SP端子裏配線、WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした。理由はこちら
C91. 修理前 電源ケーブル取り付け部
C92. 修理中 電源ケーブル取り付け穴加工前
C93. 修理中 電源ケーブル取り付け穴加工
C94. 修理後 電源ケーブル取り付け部
C95. 修理中 使用する電源ケーブル(3.5スケヤ)、PSE法で絶縁皮膜が厚い。
C96. 修理中 使用する電源ケーブル(3.5スケヤ)。
C97. 修理中 使用する電源ケーブル(3.5スケヤ)、抜けないよう念の為、線先を半田で固定。
C98. 修理後 3Pプラグ(PanasonicWF−5018)を付ける。
C99. 修理後 3Pプラグを付ける、反対側。
C9A. 完成電源ケーブル引き回しの様子。
CA1. 修理前 R側ドライブ基板へのラッピング線
CA2. 修理後 R側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CA3. 修理前 L側ドライブ基板へのラッピング線
CA4. 修理後 L側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CA5. 修理前 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線
CA6. 修理後 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CA7. 修理前 L側ドライブ基板−電源基板
CA8. 修理後 L側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
CB1. 交換した部品
CB2. 修理(交換)後 交換した電源ケーブルの取り付け部。
CC1. 修理前 下から見る
CC2. 修理後 下から見る
CC3. 修理後 後ろから見る、綺麗になって嫁ぎます。
CC4. 修理後 後ろからWBTの端子郡を見る
            長年お世話に成ったAMP、この位の「ご褒美」は付けて上げても良いのでは?
E. 調整・測定
E11. 出力/歪み率測定・調整
   「見方」。
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定。
   下段中央 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル表示)。
   上段左端 交流電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用。
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力。
   上段中右 交流電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用。
   上段右端 オシロ=出力波形表示、 赤表示=R出力、黄色表示=L出力。(実際にはRL交流電圧計の出力「Max1V」を観測)。
   下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定。
   下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定。
E12. 交換する電源コードが入荷しないので、下記の細いテスト用の「鰐口クリップ付きコード」を使用した測定。
E21. R側SP出力電圧36V=162W出力 0.02%歪み 1000HZ
E22. L側SP出力電圧36V=162W出力 0.02%歪み 1000HZ
E23. R側SP出力電圧36V=162W出力 0.02%歪み 400HZ
E24. L側SP出力電圧36V=162W出力 0.01%歪み 400HZ
E4. 完成  24時間エージング、右は「YAMAHA B−1. 4台目
                       9500mkv2t
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