QUAD 606. 2台目修理記録
平成22年8月31日到着   10月8日完成
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません
A. 修理前の状況
  • オーバーホール修理依頼。
  • しばらく使ってなかったのですが最近、使い始めました。
    電源を入れる時にボ ンッ、と音がします。
    また左のスピーカーからプリアンプの電源を入れて ない 状態でもノイズが聞こえてきます。


B. 原因

  • 電解コンデンサー劣化。
    OP−AMP劣化。

C. 修理状況
D. 使用部品
  • 電解コンデンサー                              14個。
    OP−AMP                                   2個。
    WBT−0730PL                 1組(定価で工賃込み)。
    WBT−0201                  1組(定価で工賃込み)。
    下足                                     1組4個。

E. 調整・測定

F. 修理費              83,000円  オーバーホール修理。

S. QUAD 606 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A11. 点検中 前から見る。
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A21. 点検中 上から見る
A22. 点検中 下から見る。
A23. 点検中 輸入会社の商標。
A31. 点検中 下前から見る
A32. 点検中 下後から見る
A41. 点検中 上カバーを取り、上から見る。
A42. 点検中 ブロック電解コンデンサーの頭がトランスに張ってある。
A43. 点検中 その電解コンデンサーの外横。
A44. 点検中 電解コンデンサーの比較、左=BHC製品、左=交換するPanasonic製品。
A45. 点検中 電解コンデンサーの端子比較、左=BHC製品、左=交換するPanasonic製品。
A51. 点検中 RCA端子。WBT−0201に交換。
A52. 点検中 SP端子。 WBT−0730PLに交換。
A53. 点検中 SP端子、WBT製に交換、SP線は横方向から差し込むのが良い。
A61. 点検中 下蓋の足、 減っていると、空気の対流が悪いので、交換したい(工賃込み1000円)。
C. 修理状況
C1. 修理中 基板を外したシャーシ
C11. 修理前 R側AMP基板。
C12. 修理後 R側AMP基板。 電解コンデンサー3個、抵抗2個、OP−AMP交換
C13. 修理前 R側AMP基板裏
C14. 修理(半田補正)後 R側AMP基板裏 全半田やり直し
C15. 完成R側AMP基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C21. 修理前 L側AMP基板
C22. 修理後 L側AMP基板。 電解コンデンサー3個、抵抗2個、OP−AMP交換
C23. 修理前 L側AMP基板裏
C24. 修理(半田補正)後 L側AMP基板裏 全半田やり直し
C25. 完成L側AMP基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C26. 修理中 L側AMP基板 雑音の原因が入力端子と考えたのか? 半田付けされている!
C27. 修理中 AMP基板の取り付けネジ穴、 抵抗が邪魔で使用できない。
C28. 修理中 AMP基板の取り付けネジ穴、 拡大。
C29. 修理後 AMP基板の取り付けネジ穴、 抵抗を移動し、ドライバーが貫通する。
C31. 修理前 電源基板
C32. 修理後 電源基板。 電解コンデンサー4個交換
C33. 修理前 電源基板。 AMP基板への配線コネクター
C34. 修理後 電源基板。 AMP基板への配線コネクター、熱収縮チューブで絶縁・補強する。
C35. 修理前 電源基板裏
C36. 修理(半田補正)後 電源基板裏。 フイルムコンデンサー4個追加
C37. 完成電源基板裏 洗浄後防湿材を塗る
41. 修理前 端子パネル「SP出力端子・RCA入力端子」
C42. 修理中 端子パネル「SP出力端子・RCA入力端子」 穴開け
C43. 修理(交換)後 端子パネル「SP出力端子・RCA入力端子」
            RCA端子をWBT−0201に交換、SP出力端子をWBT−0730PLに交換。 
C44. 修理前 端子パネル裏
C45. 修理(交換)後 端子パネル裏
C46. 修理中 端子パネル裏上から見る、 太い電源コードを付けても良いように、ホットボンドで固定する。
C47. 修理中 端子パネル裏下から見る、 太い電源コードを付けても良いように、ホットボンドで固定する。
C51. 修理前 端子パネルからの配線コネクター
C55. 修理後 端子パネルからの配線コネクター、熱収縮チューブで絶縁・補強する。
C56. 修理後 R側端子パネルからの配線コネクター、さらに熱収縮チューブで絶縁・補強する。
C57. 修理後 L側端子パネルからの配線コネクター、さらに熱収縮チューブで絶縁・補強する。
C61. 修理前 電源表示LED基板裏
C62. 修理(半田補正)後 電源表示LED基板裏
C63. 完成電源表示LED基板裏 洗浄後防湿材を塗る
C71. 修理前 下ケース足
C72. 修理(交換)後 下ケース足、 これで、空気の対流が良くなります
C73. 修理(交換)後 下ケース足、前下から見る。
C8. 交換部品
C91. 修理前 下から見る
C92. 修理後 下から見る
C93. 完成、 後から見る
E. 修理前の測定
E1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max=1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=出力電圧測定RLは切り替えて測定
E21. R側SP出力 35V=153W 歪み率=0.02% 1000HZ
E22. R側SP出力 35V=153W 歪み率=0.02% 400HZ
E31. L側SP出力 35V=153W 歪み率=0.02% 1000HZ
E32. L側SP出力 35V=153W 歪み率=0.02% 400HZ
E41. 24時間エージング中、 左= Mcintosh MC240、 右=GAS AMPZILLA 2A. 5台目
                  近々、企業戦士のもとへ帰ります。
E42. 24時間エージング
S. QUAD 606 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ 606
両チャンネルを同時に駆動した場合の値です。
出力及び歪率 8Ω負荷、連続サイン波入力時、130Wまでのいかなる出力レベルにおいても
20Hz: 0.01%以下、1KHz: 0.01%以下、20KHz: 0.03%以下
周波数特性 20Hz-20KHz (-0.25dB),
13Hz-40KHz (-1.0dB)
パワーレスポンス 20Hz〜20kHz (−0.25dB)
入力感度 0.5Vrms(8Ω負荷、140W出力時)
クロストーク 100dB (100Hz), 85dB (1KHz), 65dB (10KHz)
SN比 105dB
電源入力 100V、50-60Hz。
最大消費電力 750W
ACアウトレット 本体の電源SWとは非連動、電力容量600W、又は6Aまで。
外形寸法 幅321×高さ133×奥行295.5mm。
重量 12kg
価格 28万円
                      qua6062-1u
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