HMA−9500mkU. 26台目 修理記録
平成17年8月5日到着    8月14日完成 
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません

    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  • 当方、半年前オークションで9500mkUを落札しました。
    日立で修理後、2年間使用していなかったとのコメントでした。
    3日前に急に雑音が入り、その後プロテクタが解除しなくなりました。

B. 原因
  • 前回の修理でヒューズ抵抗を普通の抵抗に交換、したためモジュール焼損、前段TR(トランジスター)焼損。
C. 修理状況
  • SP接続リレー交換。
    初段FET交換。
    RLバイアス/バランス半固定VR交換。
    モジュール修理。
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    SP接続端子交換
    RCA端子交換。

D. 使用部品
  • SP接続リレー交換          2個。
    初段FET                2個。
    バイアス/バランス半固定VR   6個。
    フューズ入り抵抗          30個。
    モジュール修理            2個。
    電解コンデンサー          31個。
    WBT−0702PL   2組(定価で工賃込み)。
    WBT−0201    1組(定価で工賃込み)。
    フイルムコンデンサー        4個。

E. 調整・測定

F. 修理費  155,000円

S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより)
A. 修理前の状況
A1A. 点検中 外側、下から見る
A1B. 点検中 鉛の足
A1C. 点検中 下蓋裏
A1D. 点検中 太い電源ケーブル
A1E. 点検中 太い電源ケーブルは細い所に力が加わり、心線が切れやすい
A1F. 点検中 放熱器に張られた銅板
A2A. 点検中 下から見る
A2B. 点検中 100V回路の電源のフュ−ズ 3倍の15A!
A2C. 点検中 2次ののフュ−ズ 5倍の5A!
A2D. 点検中 ラッピングのハンダ付け、メーカー修理とは到底見えない!
A2E. 点検中 ラッピングのハンダ付け、メーカー修理とは到底見えない!
A2F. 点検中 電解コンデンサーは自己消炎型の接着材で固定されている、年数が経っていないので、取り外すのは大変
           交換費用は高くなります
C. 修理状況
C1A. 修理前 Rドライブ基板
C1A−1. 修理前 Rドライブ基板 電解コンデンサーのメーカーが異なる、メーカー修理では行わないはず!
C1B. 修理後 Rドライブ基板 初段FET、バランス・バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレ−交換
                      フュ−ズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C1C. 修理前 Rドライブ基板裏
C1C1. 修理中 Rドライブ基板裏
              長穴を開けず、でかい穴を開ける、素人のすること、メーカー修理では行わないはず!
C1C2. 修理中 Rドライブ基板裏 錫メッキ線で補強して、リレー交換する
C1D. 修理(半田補正)後 Rドライブ基板裏 半田を全部やり直す 普通はこれで完成
C1E. 完成Rドライブ基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C2A. 修理前 Lドライブ基板
C2B. 修理後 Lドライブ基板 初段FET、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換
                     フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換
C2C. 修理前 Lドライブ基板裏
C2C1. 修理中 Lドライブ基板裏
               基板用リレーが入手難の為、安い通常のを使用するので穴開けする メーカー修理では行わないはず!
C2C2. 修理中 Rドライブ基板裏
              長穴を開けず、でかい穴を開ける、素人のすること、メーカー修理では行わないはず!
C2C3. 修理中 Lドライブ基板裏  Rドライブ基板裏 錫メッキ線で補強して、リレー交換する
C2C4. 修理中 Lドライブ基板裏 電解コンデンサーの足幅が異なるので、穴開けする
C2D. 修理(半田補正)後 Lドライブ基板裏 半田を全部やり直す 普通はこれで完成
C2E. 完成Lドライブ基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C3A. 修理前 電源基盤 ヒューズは「規格品」に替えて有ります
C3B. 修理後 電源基盤 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個交換
C3C. 修理前 電源基盤裏
C3D. 修理(半田補正)後 電源基盤裏 半田を全部やり直す
C3E. 完成電源基盤裏  洗浄後防湿材を塗る
C3F. 修理中 絶縁シートは綺麗です
C41. 修理前 R側SP端子
C42. 修理前 L側SP端子
C43. 修理後 R側SP端子  WBT−0702PL 使用。
C44. 修理後 L側SP端子  WBT−0702PL 使用。
C45. 修理後 R側SP端子への接続 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした
                                                  理由はこちら参照
C46. 修理後 L側SP端子への接続 WBTのネジ止めを生かし、ネジ止め接続+半田接続のW配線にした
                                                  理由はこちら参照
C5A. 修理前 RCA端子
C5B. 修理後 RCA端子 WBT−0201 使用。
C5C. 修理前 RCA端子基板
C5D. 修理前 RCA端子基板裏
C5E. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏  半田を全部やり直す
                   フイルムコンデンサー2個交換、2個増設
C5F. 完成RCA端子基板裏 洗浄後防湿材を塗る
C6A. 修理前 R終段FET(電界トランジスター)
C6B. 修理後 R終段FET
C6C. 修理前 L終段FET(電界トランジスター)
C6D. 修理後 L終段FET
C6E. 修理中 終段FET(電界効果トランジスター)の放熱器裏 埃がこびり付いている
C6F. 修理後 終段FET(電界効果トランジスター)の放熱器裏 この様な所を掃除するのがプロの仕事
C7A. 修理前 RLモジュール ロット番号が異なる
C7B. 修理後 RLモジュール TR(トランジスター)はマジックを塗って有ります
C8B. 修理後 R−AMP基盤へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C8D. 修理後 L−AMP基盤へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C8F. 修理後 R−AMP基盤−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C8H. 修理後 L−AMP基盤−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる
C9A. 交換した部品
CAA. 修理前 下から見る
CAB. 修理後 下から見る
CAC. 修理後 後ろからWBTの端子郡を見る
            長年お世話に成ったAMP、この位の「ご褒美」は付けて上げても良いのでは?
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整
    <見方>
     下左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
     下中=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下右=周波数計
     上左=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
     上中=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
     上右=SP出力波形オシロ 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E2A. R側、31V=128W出力 0.02%歪み 1000HZ
E2B. R側、31V=128W出力 0.02%歪み 400HZ
E2C. L側、31V=128W出力 0.02%歪み 1000HZ
E2D. L側、31V=128W出力 0.02%歪み 400HZ
                       9500mkp1u
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