HMA−9500mkU. 73台目修理記録
   同時修理 SANYO OTTO DCC−3001        2024/3/16持込   5/10完成 
注意 このAMPはアースラインが浮いています。
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)やプリAMPのアースもも接続してはいけません。
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません、+−の撚りのあるのも使用出来ません。
    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  • 貴殿のHPは10数年前から拝見しており、アンプ修理に関する知識、スキルには感服しております。
    故障した名機たちが修理されブラッシュアップ(brush up)されていく過程を見ているとワクワクします。
    帰ってきたアンプから音を出したオーナー達は昔のレコードをとっかえひっかえ楽しんでいるのでしょうね。
    長岡鉄男設計のBH(バックロードホーン型スピーカー)でオーディオを楽しんでおり、氏の愛用していたHMA9500mkUを3年前に入手し今まで使ってきたアンプの存在が消し飛ぶほどの透明感にもっと早く手に入れておけばという思いです。
    最近ヤフオクでプロテクションのかかったジャンク品を手に入れましたので修理して頂き、今使っている9500mkUと聴き比べしてみたいです。
    新潟県からなので修理を受けていただけるのであれば土曜か日曜に自家用車で直接持って行きたいと思います。
    できれば3月中に受け入れだけでもしていただけると嬉しいです。


B. 原因
  • 各部経年劣化。
    ヒューズ抵抗劣化。


D. 使用部品
  • ヒューズ入り抵抗     30個。


F. 修理費      70,000円    通常修理。
                         特別にHP製作。

S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより)


A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る。
A31. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A312. 点検中 下蓋を取り、下から見る。電解コンデンサーの所にハンダクズ(玉)が張り付いている。
A32. 点検中 下蓋裏埃。
A33. 点検中 電源トランスの詰め物を見る。焼けは無。
A41. 点検中  R側ドライブ基板の電解コンデンサー頭のビニールのむけは殆ど無。
A42. 点検中  L側ドライブ基板の電解コンデンサー頭のビニールのむけは殆ど無。
A51. 点検中 電解コンデンサー外観比較、100μ/100V、今回通常修理なので使用せず。
A52. 点検中 電解コンデンサー外観比較、220μ/100V、今回通常修理なので使用せず。
A61. 点検中 電源基板の整流ブリッジを「ファストリカバリー 整流ダイオード( 3A/ 200V)と 交換可能、今回通常修理なので使用せず。
A71. 点検中 入力RCA端子。取り付け穴が大きいので、大型しか交換出来ません、今回通常修理なので使用せず。
A712. 点検中 入力RCA端子。 WBT−0201に交換可能です。
A713. 点検中 入力RCA端子。 WBT−0210Agに交換可能です。
A714. 点検中 入力RCA端子。 WBT−0210Cuに交換可能です。
A72. 点検中 使用されていたRCA端子。 中心電極は上下で挟む方式。
A73. 点検中 使用されていたRCA端子。 挟み込むタイプなので、接触は2点(2線)のみ。
A74. 点検中 使用されていたRCA端子。 拡大。
A75. 点検中 交換するテフロン絶縁製RCA端子。 中心電極は円筒状で4つ割方式。
A76. 点検中 WBT製RCA端子 WBT−0201。 さらに複雑な構造で「カチ」と差し込み感を与える。
A77. 点検中 最近の「RCAプラグ」の中心電極は2割になっているので接触不良が起きにくい。
A81. 点検中 R−SP端子
A82. 点検中 R−SP端子。 WBT−0702PL に交換可能です。
A83. 点検中 R−SP端子。 WBT−0702に交換可能です。
A84. 点検中 R−SP端子。 WBT−0705Agに交換可能です。
A85. 点検中 R−SP端子。 WBT−0705Cuに交換可能です。
A86. 点検中 R−SP端子。 WBT−0735に交換可能です、但し既存の取り付け穴が見えます。
A87. 点検中 R−SP端子。 その他 在庫SP接続端子フルテック製品 使用可能です。
A91. 点検中 電源コード取り付け。
A92. 点検中 ユーザーからの支給品。コードはKYOWA「協和電線工業株式会社」製2.6mmのFケーブル、Meikosha「明工社」製プラグ。 単線のfケーブルは可撓性が無く、不向き。今回使用せず返却。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理前 下になる放熱器や取っ手の部分を養生する。
C11. 修理前 R側ドライブ基板。
C13. 修理前 R側ドライブ基板裏
C17. 修理中 R側放熱器裏の埃無。
C21. 修理前 L側ドライブ基板。
C23. 修理前 L側ドライブ基板裏
C27. 修理中 L側放熱器裏の埃無。
C31. 修理前 R側終段FET(電界効果トランジスター)
C32. 修理中 R側終段FET(電界効果トランジスター)、取り付け絶縁マイカー。  熱伝導の良い「シリコン製絶縁シート」は比誘電率が、シリコンオイル=2.60〜2.75、雲母=5〜8と 、2倍の開きがあり、高域特性に影響が出るので、現在は未採用。
C34. 修理中 L側終段FET(電界効果トランジスター)周りの埃。
C35. 修理前 清掃後、L側終段FET(電界効果トランジスター)
C36. 修理中 L側終段FET(電界効果トランジスター)、取り付け絶縁マイカー。 熱伝導の良い「シリコン製絶縁シート」は比誘電率が、シリコン=2.60〜2.75、雲母=5〜8と、2倍の開きがあり、高域特性に影響が出るので、現在は未採用。
C51. 修理前 電源基板。
C56. 修理中 絶縁シート。 過大電流による変形あり。
C77. 修理前 入力RCA端子基板取付裏
CC1. 修理前 R側ドライブ基板へのラッピング線
CC3. 修理前 L側ドライブ基板へのラッピング線
CC5. 修理前 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線
CC7. 修理前 L側ドライブ基板−電源基板
                     9500mk2-s12
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