Marantz PM−94 修理記録    
平成14年1月18日到着 2月7日完了
  1. 修理前の状況
    音出ない。

  2. 原因
    メインAMP終段TR(トランジスター)/FET(電界トランジスター)焼損

  3. 修理状況
    メインAMP終段TR(トランジスター)/FET(電界トランジスター)交換。
    中段ドライブTR(トランジスター) 交換。
    初段FET(電解トランジスター)交換。
    配線手直し、補強。

  4. 使用部品
    終段TR(トランジスター)    4個。
    終段FET(電界トランジスター)  12個。
    中段ドライブTR(トランジスター)8個。
    初段FET(電解トランジスター) 4個。
    コンデンサー           4個。
    抵抗               6個。

  5. 修理費  48,000円   通常修理。

  6. Marantz PM−94 の仕様(マニアル・カタログより)

1. 上=未修理の L側 終段部
  下=修理後の R側 終段部 新FET/新TRに交換
  この後、上のL側 終段部も同様に交換した。
2. FET(電界トランジスタ−)の比較
  中の大きいのが、新FET(電界トランジスタ−)、製造メ−カ−は同じです。
  新FETは損失1.5倍、増幅度=2.5倍 是で前段がかなり楽に成ります。
  但し、増幅度が高いのに交換する場合、発振に十分中止する必要がある、
  特に動的な(信号が入ると発振する)発振には十分注意すること。
3. ドライブ基板(下)の半田補正作業、熱を持つので、経年変化で、接触不良を起こす。
  疑ったら、迷わず鏝をあて半田をもる、単純な作業だ!
4. 調整=命を吹き込みます
5. 出力の小さい時のA級動作
6. 出力の大きい時のB級動作=波形が0迄下がっている
7. マランツが誇るクオーターA動作=右のオシロ
8. 最大出力 34V=145W、歪み率=0.05%
9. 修理完成=右側の終段が内側にあり、放熱悪い。
10. 下から見たところ、中ほど下の空きが無駄
11. 下蓋を付けた所、側板にまで固定坂が止めてある
12. 側板のメラミン化粧板が剥がれているのでボンドで接着する=サービス修理
13.  24時間エージング、右はおじいさんの山水AU−777
S. Marantz PM−94 の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 プリメインアンプ PM94
定格出力(20Hz〜20kHz) 35W+35W(純A級、8Ω)
140W+140W(AB級、8Ω)
220W+220W(AB級、8Ω)
出力帯域幅(THD 0.008%、8Ω) 10Hz〜40kHz
全高調波歪率(20Hz〜20kHz) 0.01%(4Ω)
0.005%(8Ω)
混変調歪率 0.005%
周波数特性 20Hz〜20kHz +0 -0.2dB
ダンピングファクター 120(8Ω)
入力感度/インピーダンス Phono MM:2.5mV/47kΩ
Phono MC(High):350μV/40Ω
Phono MC(Low):125μV/3Ω
Tape、Tuner、CD、Aux:150mV/25kΩ
出力インピーダンス Pre out:220Ω
RIAA偏差 20Hz〜20kHz ±0.2dB
SN比(IHF-Aネットワーク) Phono MM:90dB
Phono MC:76dB
Tape、Tuner、CD、Aux:100dB
Phono最大許容入力 MM:220mV
MC:24mV
トーンコントロール Bass:±10dB(100Hz)
Treble:±10dB(10kHz)
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 395W
最大外形寸法 幅454x高さ146x奥行410mm
重量 23kg
価格 ¥228,000(1985年頃)
                      pm-94-d
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