Pioneer M−4a. 2台目修理記録
平成14年7月15日到着   9月2日完成
A. 修理前の状況
  プロテクトが頻繁に作動してしまいます。
  パイオニアサービスに見てもらったところ、温度によって抵抗値が変わる、ポジなんと か?
  という部品が不安定になっているそうです
  現在部品が無く修理不可という返事 でした

B. 原因・現状

C. 修理状況
  • 終段TR(トランジスター)半分(8個)交換。
    全終段TR(トランジスター)シリコンオイル塗り直し。
    バイアス/バランス調整半固定VR交換。
    バイアス回路改造換。
    1部配線手直し、補強。
    基盤半田補正。

D. 使用部品
  • 終段TR(トランジスター)          8個。
    バイアス/バランス調整半固定VR    6個。
    コンデンサー
    抵抗
    ダイオード

E. 調整・測定

F. 修理費   71,000円   <<オーバーホール修理>>

S. Pioneer M−4a の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
1. 修理前、上からみる
2. R側 終段TR(トランジスター)を見る
3. L側 終段TR(トランジスター)を見る
      RLで色が異なるのは、熱の為?
4. 下から見る
C. 修理状況
C1. 修理前 左ドライブ基盤
C2. 修理後 左ドライブ基盤
     半固定VR、バイアス回路改造
C3. 修理前 左ドライブ基盤裏 手付けなので状態は良い
C4. 修理(半田補正後)後 左ドライブ基盤裏 念の為、高温に成る所、力の加わる所、大電流の所は補正する
C5. 左終段TR(トランジスター)を取り外した所、熱でシリコングリスもバリバリ
C6. 左終段TR(トランジスター)の交換及びシリコンオイルを塗り再取り付け
     半分を使用する    
C7. 修理(半田補正後)後 プロテクト基盤
C8. SP端子の修理
C9. 完成 上から見る
C10. 完成、下から見る、。
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整
E2. SP出力電圧=22V=60W出力 0.09%歪み 400HZ。
E3. SP出力電圧=22V=60W出力 0.09%歪み 1000HZ。
E4.   本体VUメーター調整、22V=60W
E5. 本体下の空き 冷却の空気取り入れなのでもう少し開けたい
E6. 完成 24時間エージング
S.Pioneer M−4a の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ M−4a、(M−4
回路方式 差動2段、PPドライブ、2段ダーリントン、クォドルプルPP
純コンプリメンタリーOCL(A級動作)
実効出力(20Hz〜20kHz、両ch駆動) 50W+50W(8Ω)
高調波歪率(20Hz〜20kHz) 0.01%以下(実効出力時)、 M4=0.1%以下(実効出力時)
0.01%以下(25W出力時)
0.01%以下(1W出力時)、 M4=0.03%以下(1W出力時)
混変調歪率 0.01%以下(実効出力時)、 M4=0.1%以下(実効出力時)
0.01%以下(25W出力時)
0.01%以下(1W出力時)、 M4=0.03%以下(1W出力時)
出力帯域幅(IHF、両ch駆動) 5Hz〜100kHz(高調波歪率 0.05%)
M4=5Hz〜70kHz(高調波歪率 0.05%)
周波数特性(1W出力時) 3Hz〜60kHz +0 -1dB
入力感度/インピーダンス Input1、2:1V、2V/50kΩ
出力端子 Speaker:8Ω
ダンピングファクター(20Hz〜20kHz、8Ω) 30以上
サブソニックフィルター 8Hz、6dB/oct
S/N 110dB以上(IHF、Aネットワーク、ショートサーキット)
ピークメーター指示範囲 0.005W〜100W(-40dB〜+3dB)
使用半導体 トランジスタ:59個、 IC:6個、 ダイオード他:67個
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力(最大消費電力) 320W(電気用品取締法)
電源コンセント 電源スイッチ非連動:1系統
外形寸法 幅468×高さ206×奥行385mm
重量 27.3kg
付属品 ピンプラグ付中継コード
価格 M4=\350,000(1974年頃)
\430,000(1981年頃)
                           m4-2k
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