Audio Innovations Series1000MkIII.2台目修理記録
こちらとペアーです               平成18年3月20日持込   9月26日完成 
A. 修理前の状況
  •  音が歪む
     
B. 原因
  • 抵抗断線
    半田不良
    6CA7(EL34)2本不良、グリッド−カソード短絡

C. 修理状況
  • MT管ソケット交換
    フイルムコンデンサー交換
    電解コンデンサ−増量・交換
    配線手直し、補強
    整流ダイオード交換
    高圧ブロック電解コンデンサー増量・交換

D. 使用部品
  • MTソケット                          5個
    フイルムコンデンサー                    6個
    整流ダイオードブリッジ                   1個
    電解コンデンサー                      12個
    半固定VR                           1個
    高圧ブロック電解コンデンサー               1個

E. 調整・測定


F. 修理費    98,000円     オーバーホール修理
                          但し、真空管は別途です

A. 修理前の状況
A−1. 修理前点検中 上から見る
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A−2. 修理前点検中 焼けた抵抗とその熱でビニールが剥けた電解コンデンサー
Amp Repair Studio
A−2A. 修理前点検中 剥けた電解コンデンサーがフイルムコンデンサーの足で短絡
Amp Repair Studio
A−2B. 修理前点検中 剥けた電解コンデンサーがフイルムコンデンサーの足で短絡
A−2C. 修理前点検中 その熱で焼けた上蓋
A−3. 修理前点検中 他の所のコンデンサーも液漏れ
A−3. 修理中 USソケットの足の位置が大きく異なり、交換断念
C. 修理状況
C1A. 修理前 基板
C1B. 修理後 基板 電解コンデンサー11個、フイルムコンデンサー10個、MT9ピンソケット4個、半固定VR交換
C1C. 完成基板 洗浄後
C1D. 修理前 基板裏
C1E. 修理中 基板裏 放熱や強度を増す為、ハンダののりを増す
C1F. 修理(半田補正)後 基板裏 半田を全部やり直す
C1G. 完成Rドライブ基板裏 洗浄後
C1H. 修理後 基板裏
C2. 交換した部品
C3A.修理前 上から見る
C3B.修理後 上から見る
E. 測定・調整
E1. 出力・歪み率測定・調整
    <見方>
   下左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、SPからの出力を測定
   下中オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下右上=周波数計
   上左端電圧計=L側SP出力電圧測定、黒針のみ使用
   上中左歪み率計=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上中右=R側SP出力電圧測定、赤針のみ使用
   上右端オシロ=SP出力波形 上=R出力、下=L出力
   下中右上デジタル電圧計=SP出力電圧測定RLは切り替えて測定
E2A. SP出力 20V=50W出力 1%歪み 1000HZ
E2B. SP出力 20V=50W出力 1%歪み 400HZ
E3.完成  24時間エージング
    EL−34(6CA7)パラPPにしてインピーダンスを下げ、50W出力にしたので、駆動力がある。 KT−88 PP とは少し異なる音色となる。
                       inn1000-2k
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