| 上杉研究所 UTY−5. 2台改造記録  | 
    
    
      |  平成14年1月19日到着 3月15日完成 | 
    
    
      
      
        -  修理前の状況
 
         音を極めるので内部の配線改良を行う、下記に依頼者の言葉 
         「音を悪くする原因のひとつに、線の皮膜にあるらしいのです。そのビニールの皮膜を取るだけでだいぶ変わるらしいのです。ちなみに、私はオーディオFSK製のコードを使用していますがそのコードもビニール素材は一切使っていません。ちょっと普通のコードより高いのですがもうオーディオFSK以外のものは使いたくないのです。 
        オーディオFSKの社主さんは、皮膜を取っただけで、3倍良くなるといってました。」 
         
         - 1週間掛けて、方針を決めました。
 
          
        
          - −1. 配線は全て2重のチューブに入れる。
 
              内側に硝子繊維のチュ−ブ+外側に色の付いたエンパイヤーチューブ 
              ガラスチューブが性能が良くて良いのですが、色が無いので中にしました。 
              色化(いろけ)がないと価値が下がります。 
           - −2. 使用する電線は1.0mm線
 
              但し、SPに行く線(出力トランスの2次側)、真空管のヒーターは1.6mm/同等品とする。 
           - −3. 真空管のソケットを全てタイトに交換する
 
              どうせ配線を外すのですから!! 
           - −4. SP端子を国際規格に交換、国産より大きくしっかりしている
 
               
           - −5. 整流ダイオ−ドを高速ダイオ−ドにする。所謂ショトキーダイオード 
          
 - −6. 電源の電解コンデンサー追加
 
           
               
          
           
         -  使用部品
 
        GT オクタルソケット                  4個 
        MT 9ピンソケット                   4個 
        SP接続用端子                     8個 
        1mmΦ錫メッキ線                  10m 
        1.6mmΦ錫メッキ線(SP配線用)         2m 
        繊維のチューブ                    10m 
        色の付いたエンパイヤーチューブ         10m 
         
         -  修理費   37000円/1台    通常修理
 
         
         
        
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      | 1. 交換する SP接続用 端子、大型でしっかりしている。 | 
    
    
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      | 2. 交換する、真空管ソケット。 | 
    
    
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      | 3. 交換した SP接続用端子と 真空管ソケット。 | 
    
    
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      | 4. 電源ケーブルを太くしても肝心のSWへの半田が不十分、上の端子にも掛かるよう半田付けする。 | 
    
    
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      | 5. 配線交換中、全てチューブは2重とした。 | 
    
    
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      | 6. 配線完成、最短距離が原則だが、見た目も考慮する。 | 
    
    
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      | 7. 配線を交換する前 | 
    
    
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      | 8. 完成上から見る | 
    
    
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      | 9. 出力/歪み率測定・調整 | 
    
    
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      | 10. 出力 20V=50W 歪み率=1% 1000HZ | 
    
    
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      | 11.  出力 20V=50W 歪み率=1% 400HZ | 
    
    
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      | 12.  24時間エージング。 | 
    
    
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                                 uty-5-2 | 
    
    
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