SONY TA−D88. 2台目修理
WE−396A・UTC A26使用 ラインアンプ、 45シングルモノ、 45シングルモノ. 2台目ユーザー
   2023/3/15到着  5/21完成 
A. 修理前の状況
  •  オーバーホール修理依頼。

B.  原因
  • 各部経年劣化。
    オーバーホール修理依頼。

C. 修理状況
D. 使用部品
  • 電解コンデンサー       22個。
    リードリレー接点        8個。
    フイルムコンデンサー   10個(UNIT内除く)。
    半固定VR            8個。
    入出力RCA端子     5組10個。
    セラミックコンデンサー   4個。

E. 調整・測定

F. 修理費
            98,000円、 オーバホール修理。
                    UNIT内部のコンデンサー交換は別途。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. SONY TA−D88 の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中、 前右から見る。
A13. 点検中 後から見る。
A132. 点検中 後から見る。電源コードとコンセントが外され、3Pインレット取付てある。
A14. 点検中、 後左から見る。
A15. 点検中、 上から見る
A16. 点検中 上蓋を取り、上から見る
A17. 点検中 上蓋を取り、上から見る。 装着UNITは2,3,4。
A18. 点検中 予備ユニット。 UNIT−2が2個有るので、UNIT−0(50、80、100Hz)に改造可能。
A19. 点検中 上蓋ユニットケースを取り、上から見る。
A21. 点検中、 下前から見る。
A22. 点検中、 下前左から見る。
A23. 点検中、 下後から見る。
A24. 点検中、 下後右から見る。
A25. 点検中、 下から見る。
A26. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A31. 点検中 後から見る 入出力RAC端子郡。
A32. 点検中 後から見る 入出力RAC端子郡。大型RCA端子に交換可能。 WBT−0201を定価で工賃込み。
A33. 点検中 交換するテフロン絶縁製RCA端子。 中心電極は円筒状で4つ割方式。
A34. 点検中 WBT製RCA端子WBT−0201。 さらに複雑な構造で「カチ」と差し込み感を与える。
A35 点検中 最近の「RCAプラグ」の中心電極は2割になっているので接触不良が起きにくい。
A41 点検中 周波数切替SWの止めナット。山の所がスプリングワッシャの機能を持っている。
A42 点検中 これを扱うには、6角山の角が削ってあるソケットが必要。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 右側アンプ基板。
C12. 修理後 右側アンプ基板。 半固定VR4個、電解コンデンサー9個、フイルムコンデンサー3個交換。
C13. 修理前 右側アンプ基板裏。
C14. 修理(半田補正)後 右側アンプ基板裏。 半田を全部やり直す。セラミックコンデンサー2個追加。
C15. 修理完成後 右側アンプ基板裏。余分なフラックスを落として洗浄、コート液を塗る。
C21. 修理前 左側アンプ基板。
C22. 修理後 左側アンプ基板。 半固定VR4個、電解コンデンサー9個、フイルムコンデンサー3個交換。
C23. 修理前 左側アンプ基板裏。
C24. 修理(半田補正)後 左側アンプ基板裏。 半田を全部やり直す。セラミックコンデンサー2個追加。
C25. 修理完成後 左側アンプ基板裏。余分なフラックスを落として洗浄、コート液を塗る。
C31. 修理前 電源基板。
C32. 修理後 電源基板。 25V/3300μから50V/4700μに増量交換、 電解コンデンサー6個交換。
C33. 修理前 電源基板裏。
C34. 修理(半田補正)後 電源基板裏。 半田を全部やり直す、普通はこれで完成。 フイルムコンデンサー4個追加。
C35. 修理完成後 電源基板裏。 余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C41. 修理中 リードリレーの交換修理。 左が=古い物 右=新しい物。
          リレーをそっくり交換した方が、遙かに安いが、ピン配置が異なるので素子のみ交換する。
C51. 修理前 入出力RAC端子郡。
C52. 修理(交換)後 入出力RAC端子郡。
C61. 修理前 3Pインレット裏配線、アース端子が接続無。
C62. 修理後 3Pインレット裏配線、しっかりアースを取る。
C71. 交換部品。
C72. 交換部品。 左=付いていた25V/3300μ、右=50V/4700μに増量。
C61. 修理前 上から見る。
C62. 修理後 上から見る。
C63. 修理前 下から見る。
C64. 修理後 下から見る。
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
     出力VRは最大位置、 入力レベル1V。
     使用unit2:500、800、1kHz、unit3:1.25、2、2.5kHz、unit4:5k、8k、10kHz。
E0. 下のオーディオアナライザーVP−7732Aで自動測定。
使用unit2:500、800、1kHz、unit3:1.25、2、2.5kHz、unit4:5k、8k、10kHz。
E11. 設定 f1=500HZ、f2=1.25kHZ、f3=5kHz。
     Low出力OUT1。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E12. MidLow出力OUT2。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E13. MidHigh出力OUT3。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E14. High出力OUT4。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E21. 設定 f1=800HZ、f2=2kHZ、f3=8kHz。
     Low出力OUT1。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E22. MidLow出力OUT2。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E23. MidHigh出力OUT3。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E24. High出力OUT3。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E31. 設定 f1=1kHZ、f2=2.5kHZ、f3=10kHz。
     Low出力OUT1。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E32. MidLow出力OUT2。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E33. MidHigh出力OUT3。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E34. High出力OUT3。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
E41. 歪み測定 Low出力=100Hz
E41. 歪み測定 MidLow出力=600Hz
E43. 歪み測定 MidHigh出力=5kHz
E44. 歪み測定 High出力=12kHz
ユーザーはunit2を4個持つので、下記でテスト。
使用unit1:140、225、280Hz、unit2:500、800、1kHz、unit2:500、800、1kHz。

構造上、入力から直列に繋がれる。
よって、3番目のunit-2=500、800、1kHzには信号が入らず。
同じunitの直列は意味が無。
F11. 設定 f1=140HZ、f2=500HZ、f3=500Hz。
     Low出力OUT1。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F12. MidLow出力OUT2。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F13. MidHigh出力OUT3。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F14. High出力OUT3。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F21. 設定 f1=225HZ、f2=800HZ、f3=800Hz。
     Low出力OUT1。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F22. MidLow出力OUT2。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F23. MidHigh出力OUT3。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F24. High出力OUT3。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F31. 設定 f1=280HZ、f2=1kHZ、f3=1kHz。
     Low出力OUT1。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F32. MidLow出力OUT2。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F33. MidHigh出力OUT3。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
F34. High出力OUT4。 左出力=薄(細い)色、右出力=濃い(太い)色。
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 全体を見る。
S. SONY TA−D88 の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 クロスオーバーネットワーク
回路方式 DCユニットアンプ構成、ベッセルフィルター(24dB/oct)
カットオフ周波数 unit0=50、80、100H
unit1=140、225、280Hz
unit2=500、800、1kHz
unit3=1.25k、2k、2.5kHz
unit4=5k、8k、10kHz
スロープ特性 24dB/oct(ベッセル函数カーブ)
レベルコントロール 0〜-30dB(1dBステップ)、-∞
入力感度/インピーダンス 1.0V/50kΩ
最大入力 7.0V
利得 0dB
高調波歪率 0.003%(1V出力時)
0.005%(5V出力時)
出力インピーダンス 100Ω
SN比(IHF-A) 110dB(1V出力時)
周波数特性 DC〜100kHz +0 -1dB(フラットポジション時)
使用半導体 トランジスタ:100個
FET:42個
ダイオード:6個
ACアウトレット 電源スイッチ非連動:4系統、合計900W
消費電力 20W
外形寸法 幅480x高さ80x奥行365mm
重量 7.4kg
価格 ¥130,000(1978年発売)
        ta-d88_220
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