Technics SP−10MKU. 3台目修理記録
梱包はこちらを参考   平成19年8月24日到着  9月25日完成
寸評 カスタムLSIが使用されていないので、今後も修理部品に不安が無く、長く使用出来ます。
    機械的な消耗品は軸ですので、注油を忘れずにする事
A. 修理前の状況
  • 先日レコードを掛けると、じつに妙な音がするのでいろいろ調べてみたところ、
    なんとSP-10 MK II の回転ムラによって発生していることが分かりました。
    オーバーホール修理

B. 原因
  • 各部経年劣化。

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    半固定VR交換。
    ストロボ分解清掃。
    モーター分解・清掃・修理・給油。

D. 使用部品
  • 半固定VR      4個。
    コンデンサー    2個。
    電解コンデンサー 30個。

E. 調整・測定

F. 修理費   55,000円   オーバーホール修理。

S. Technics SP−10mkU の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況
A−1. 点検中 全体見る。
A−4. 点検中 ターテーブル裏にゴムが貼り付けてある。
A−5. 点検中 電源部を上から見る
A−6. 点検中 ターテーブルを下から見る
C. 修理状況
C−1A. 修理前 電源定電圧基板
C−1B. 修理後 電源定電圧基板 電解コンデンサー7個、半固定VR2個交換
C−1C. 修理前 電源定電圧基板裏
C−1D. 修理(半田補正)後 電源定電圧基板裏。全ハンダをやり直す。
C−1E. 完成電源定電圧基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C−2A. 修理後 電源ヒューズ基板
C−2B. 修理前 電源ヒューズ基板裏
C−2C. 修理(半田補正)後 電源ヒューズ基板裏。全ハンダをやり直す。
C−2D. 完成電源ヒューズ基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C−3A. 修理中 電源ケーブル点検・補修
C−3B. 修理中 電源ケーブル点検・補修 線を良く撚なかったのでヒゲが出ている
C−4A. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板
C−4B. 修理後 基準発生・速度切替え分周基板 電解コンデンサー7個交換
C−4C. 完成基準発生・速度切替え分周基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C−4D. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板裏
C−4E. 修理(半田補正)後 基準発生・速度切替え分周基板裏。全ハンダをやり直す。
C−4F. 完成基準発生・速度切替え分周基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C−5A. 修理前 駆動基板
C−5B. 修理後 駆動基板 電解コンデンサー13個交換
C−5C. 完成駆動基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C−5D. 修理前 駆動基板裏
C−5E. 修理(半田補正)後 駆動基板裏。全ハンダをやり直す。
C−5F. 完成駆動基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C−6A. 修理前 速度制御基板
C−6A−1. 修理前 速度制御基板。 半田不良予備軍1
C−6A−2. 修理前 速度制御基板。 半田不良予備軍2
C−6A−3. 修理前 速度制御基板。 半田不良予備軍3
C−6A−4. 修理前 速度制御基板。 半田不良予備軍4
C−6B. 修理後 速度制御基板 電解コンデンサー1個、半固定VR2個交
C−6B−1. 修理(半田補正)後 速度制御基板その1 
C−6B−2. 修理(半田補正)後 速度制御基板その2
C−6B−3. 修理(半田補正)後 速度制御基板その3
C−6B−4. 修理(半田補正)後 速度制御基板その4
C−6C. 完成速度制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C−6D. 修理前 速度制御基板裏
C−6E. 修理(半田補正)後 速度制御基板裏。全ハンダをやり直す。
C−6F. 完成速度制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C−7A. 修理前 メイン基板
C−7B. 修理(半田補正)後 メイン基板。全ハンダをやり直す。
C−7C. 完成メイン基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C−7D. 修理前 メイン基板裏
C−7E. 修理(半田補正)後 メイン基板裏。全ハンダをやり直す。
C−7F. 完成メイン基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C−8A. 修理前 SW基板裏
C−8B. 修理(半田補正)後  SW基板裏。全ハンダをやり直す。
C−8C. 完成SW基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C−9A. 修理中 軸の下蓋がアルミネジなので固着して取れず、軸からの給油にする。
C−9C. 修理後 上から見る メカニカルブレーキは弱めに設定
C−A. 交換部品
C−BA. 修理前 下から見る
C−BB. 修理後 下から見る
C−BC. 修理前 電源部
C−BD. 修理後 電源部
E. 調整・測定
E−1A. ロック調整  
E−1B. ロック調整 
E−2. 33回転(ロック)、ストロボが1部欠けているのは、斜めに撮影したのと、シャッターとの同期の為。
E−3. 45回転(ロック)、ストロボが1部欠けているのは、斜めに撮影したのと、シャッターとの同期の為。
E−4. 78回転(ロック)、ストロボが1部欠けているのは、斜めに撮影したのと、シャッターとの同期の為。
E−5.  完成24時間エージング
S.Technics SP−10mkU の仕様(マニアルより)
駆動形式 ダイレクトドライブ
駆動モーター ブラシレスDCモーター
制御方式 クォーツフェイズロックドコントロ−ル
ターンテーブル アルミダイカスト製 直径32.0cm,重量3.0kg
回転数 33 1/3,45,78.26rpm
起動トルク 6kg・cm
起動特性 0.25秒で定速回転(331/3rpm時)
負荷変動 5kg・cm以内、 0%
回転数偏差 ±0.002%以内
ワウ・フラッター 0.025%WRMS(JIS C5521)
SN比 78dB(IEC98A weighted)
電源 AC100V 50/60Hz
消費電力 16W
外形寸法 (本体)   幅386.5×高さ102.5×奥行368.5mm
(電源部) 幅110×高さ83.5×奥行370mm
重量 (本体)9.5kg。  (電源部)3.8kg
                       10mk2-31n
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