SABA HiFi Studio UA(2a) Stereo.2台目修理記録
   2022/12/18持込    12/28バラック修理完成 
A. 修理前の状況
  • オークションでそのデザインが目に留まり、状態も良いということでSABA HiFi Studio UA(2a)購入しました。
    使用し始めて間もなく雑音が出たり、音がふらつき消失したりと不具合が出始めました。
  • ヤフオークションで国内個人修理業者さんにお願いしましたが、数日雑音歪は消えて「よかった」と思いましたが間もなくそれはひどくなっていきました。
    修理費は70,000円でした。
    再度壊れたときの修理は難しいといわれました。
  • ヤフオークションで国内個人修理業者二軒目は一軒目の件を伝えてお願いしました。
    部品等かなり交換したようですが「諦 めてください」とのことでした。
    費用は30,000円でした。
  • 見た目、音、大変気に入っていたものなので、どうして諦めきれず購入したオークション先方にお願いして同じものがもう一台あるとのことで、そのSABA HiFi Studio UA(2a).2台目を譲ってもらいました。
    到着後これもしばらくは良かったのですが1台目と似たような症状が出始め聴くに堪えない音になってしまいました。
    「古いものだからしかたないのか・・・」残念でなりませんでした。
    と諦めかけたときたまたまこの『AMP修理工房』にたどり着きました。
    「大丈夫ですよ」と言ってもらえた時本当にうれしかったです。
    この際なので2台ともお願いすることにしました。


B. 原因
  • オーバホール修理依頼。
    ダイヤル切替機構故障でAMダイアル不動。
    他各部経年劣化。

C. 修理状況
  • 電源SW修理。
    FM受信周波数を76〜91MHzに改造(元は87〜104MHz)。
    AM−MVはNHK第一放送に固定。

D. 使用部品。
  • セラミックコンデンサー                    3個。


F. 修理費     40,000円   「バラック修理」

S. SABA HiFi Studio UA(2a) Stereo 仕様(カタログ・マニアルより)。

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る。 木箱ケースはユーザーが修理の為無。
A12. 点検中 前右から見る。
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 左から見る、入出力端子郡。
A16. 点検中 左から見る、AC出力端子がある。
A17. 点検中 左から見る、AC出力端子を3Pインレットに交換する。
A21. 点検中 上から見る
A22. 点検中 上から見る。 ダイヤル切替機構故障でAMダイアル不動。
                    クラッチが右側に動くとFMチュ−ウニング、左側に動くとAMチュ−ウニングする。
                    ツメが折れたか? 左側に動ず。
A31. 点検中 下前から見る、前2本のビスは下足の変わり。
A32. 点検中 下前左から見る
A33. 点検中 下後から見る
A34. 点検中 下後右から見る
A35. 点検中 下から見る
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理中 R側終段TR(トランジスター)。貴重なジーメンス−ハルスケ(Siemens & Halske AG)製のゲルマTR(トランジスター)。
C12. 修理中 R側終段TR(トランジスター)基板
C13. 修理中 R側終段TR(トランジスター)基板裏
C21. 修理中 L側終段TR(トランジスター)。 貴重なジーメンス−ハルスケ(Siemens & Halske AG)製のゲルマTR(トランジスター)。
C22. 修理中 L側終段TR(トランジスター)基板。
C23. 修理中 L側終段TR(トランジスター)基板裏。
S. SABA HiFi Studio UA(2a) Stereo 仕様(カタログ・マニアルより)
Power sourcd 115, 127, 220v, 50-60Hz, 60w
Semiconductors 33 transistors, 23 diodes, 2rectifirs
Dial lighting 2 lamps 7V/0.3A
Fuses Mains T0.5A a for 220,240V,  T1A a for 115,127V
Output stages 4x M 1.25A
Circuits FM 13, AM 8
Wave bands FM=87-104NHz
MW=510-1630kHz、LW=140-360kHz、 SW=5.92-6.25MHz
Interrmediate Frequency FM=10.7MHz, AM=460kHz
Input sensitivity FM=2μV(26dB signal-to-noise ratio)、SW=4μV(10dB signal-to-noise ratio)
MW=8μV(10dB signal-to-noise ratio)、LW=13μV(10dB signal-to-noise ratio)
Band width FM=170kHz, AM=4.5kHz(narrow)、8kHz(wide)
Power output 2x16w music power、
2x12w continuous sin-wave power(with 4Ωload)
Frequency response 30Hz to 30kHz. ±1.5dB
Power bandwidth 20Hz to 15kHz. (4Ω2x12w harmonic distortion=1%)
Harmonic distortion =< 0.8%(2x12w)
IM distortion =< 3%(250Hz/8kHz, 4:1)
Signal-to-nose ratio => 54dB Phono(magn)、=> 72dB Tape
Channel separation 46dB (1kHz), 36dB (40-10kHz),
Damping factor 20dB (4Ω)
Cabinet dimensions 42cm w x 18.5cm h x 32.5cm d
Weight 11kg(net), 15kg(gross)
Stereo decoder SABA Stereo-Decoder E16
Input sensitivity 3mV (MM), 100mV (ceramic), 300mV (line)
Signal to noise ratio 74dB (ceramic), 64dB (line)
Speaker load impedance 4Ω to 16Ω
                      studio2a-2f
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