GAS THAEDRA. 7台目修理記録
平成17年9月30日到着     12月14日完成
注意 このAMPもプリ出力にコンデンサーが無くDC漏れの可能性が有ります、メインAMPのDC入力端子に接続すると、
    メインAMPが「チンチン」になり壊れます
    更に、音質重視の為、プリ出力に安全(保護)抵抗が有りません!!
    プリ出力をショウトさせると、プリのバッファAMP(出力リレー)が壊れる可能性が有ります
    安全の為、RCAケーブルの接続は電源を切って行いましょう
A. 修理前の状況

B. 原因
  • 各部経年劣化。

C. 修理状況
  • 出力リレー交換。
    半固定VR交換。
    配線手直し、補強。
    経年劣化による各部ハンダ補正。
    電解コンデンサー交換(オ−ディオコンデンサー使用)。
    OP−AMP交換。
    RCA端子交換。

D. 使用部品
  • 半固定VR                  14個。
    抵抗。
    電解コンデンサー              55個。
    フイルムコンデンサー            12個。
    OP−AMP                   8個。
    RCA端子                   24個。
    出力リレー

E. 調整・測定

F. 上位測定機器での調整・測定

G. 修理費 132,000円     オーバーホール修理。

S. GAS THAEDRA の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A1.点検中  上から見る
A2.点検中 下から見る
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1A. 修理前 定電圧基板
C1B. 修理後 定電圧基板 電解コンデンサー22個、撮影後OP−AMP4個交換(以下同じ)
C1C. 修理前 定電圧基板裏
C1C1. 修理中 定電圧基板裏 電解コンデンサーの足幅が異なるので穴開け
C1D. 修理(半田補正)後 定電圧基板裏 フイルムコンデンサー8個追加
C1E. 完成定電圧基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄する
C2A. 修理前 バッファーAMP基板
C2B. 修理後 バッファーAMP基板 半固定VR4個、電解コンデンサー4個、OP−AMP交換
C2C. 修理前 バッファーAMP基板裏
C2D. 修理(半田補正)後 バッファーAMP基板裏
C2E. 完成バッファーAMP基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄する
C3A. 修理前 MM−EQ−AMP基板
C3B. 修理後 MM−EQ−AMP基板 半固定VR4個、電解コンデンサー4個、OP−AMP交換
C3C. 修理前 MM−EQ−AMP基板裏
C3D. 修理(半田補正)後 MM−EQ−AMP基板裏
C3E. 完成MM−EQ−AMP基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄する
C4A. 修理前 MC−EQ−AMP基板
C4B. 修理後 MC−EQ−AMP基板 半固定VR4個、電解コンデンサー10個、OP−AMP1個交換
C4C. 修理前 MC−EQ−AMP基板裏
C4C1. 修理中 MC−EQ−AMP基板裏 電解コンデンサーの足幅が異なるので穴開け
C4D. 修理(半田補正)後 MC−EQ−AMP基板裏
C4E. 完成MC−EQ−AMP基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄する
C5A. TapeCopy・TapeMonitorSW基板
C5B. 修理前 TapeCopy・TapeMonitorSW基板裏
C5C. 修理(半田補正)後 TapeCopy・TapeMonitorSW基板裏
C5D. 完成TapeCopy・TapeMonitorSW基板裏 不要なフラックスを取り、清掃する
C6A. Mode・LowFilter基板
C6B. 修理前 Mode・LowFilter基板裏
C6C. 修理(半田補正)後 Mode・LowFilter基板裏
C6D. 完成Mode・LowFilter基板裏 不要なフラックスを取り、清掃する
C7A. 修理前 出力リレー回路
C7B. 修理後 出力リレー回路 電解コンデンサー、リレー交換
C7C. 修理前 出力リレー回路基板裏
C7D. 修理(半田補正)後 出力リレー回路基板裏
C7E. 完成出力リレー回路基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄する
C8A. 修理前 トーンコントロールコンデンサー
C8B. 修理後 トーンコントロールコンデンサー8個交換
C8B1. 修理中 コンデンサーは測定し、同じ容量を選別して使用する
              記入数字=0.4***の3桁、但し安い測定器なので絶対値は誤差大きい
C8B2. 修理中 コンデンサーは測定し、同じ容量を選別して使用する
              記入数字=0.3**の2桁、但し安い測定器なので絶対値は誤差大きい
C9A. 修理前 メイン基板電解コンデンサー
C9B. 修理後 メイン基板電解コンデンサー  電解コンデンサー6個交換
CAA. 修理前 メイン基板裏
CAB. 修理(半田補正)後 メイン基板裏
CAC. 完成メイン基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄し、コート液を塗る
CBA. パネル清掃
CBB. バランスVRのツマミが緩いので、ホット・ボンドで補強する。
CCA.  修理前 RCA端子郡
CCB. 修理中 RCA端郡、裏からネジ止めする
CCC. 修理後 RCA端子郡裏の基板ハンダ付け
CCC1. 修理後 RCA端子郡裏の基板ハンダ付け、拡大
CCD. 修理後 RCA端子郡
CDA. 修理前 上から見る
CDB. 修理後 上から見る
CDC. 修理前 下から見る
CDD. 修理後 下から見る
CE. 交換部品
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1A. 出力/歪み測定・調整
    <見方>
     下左オーデオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
     下中=入力波形(オーデオ発振器のTTLレベル) 下右=周波数計
     上左=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
     上中=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
     上右=SP出力波形オシロ 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E1B. 出力=10Vの出力でも飽和しない! 歪み率=0.01% AUX入力 1000HZ
       このAMPは入力ジャックの抜き差し等は、十分注意する事。ミスをするとメインAMPやSPを壊します。
E2A. 出力=1V 歪み率=0.01% AUX入力 1000HZ
E2B. 出力=1V 歪み率=0.01% AUX入力 400HZ
E3A. 出力=1V 歪み率=0.01% MM入力 1000HZ
E3B. 出力=1V 歪み率=0.01% MM入力 400HZ
E4A. 出力=1V 歪み率=0.2% MC入力 1000HZ。
E4B. 出力=1V 歪み率=0.025% MC入力 400HZ
F. 上位測定機器での調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
F0. 下のオーディオアナライザーVP−7732Aで自動測定。
F11. 「AUX入力」周波数特性 VR=MAX 入力=100mV一定  薄い色=L
F12. 「AUX入力」周波数特性 VR=MAX BASS・TREBLE=MAX 入力=100mV一定  薄い色=L
F13. 「AUX入力」周波数特性 VR=MAX BASS・TREBLE=MIN 入力=100mV一定  薄い色=L
F14. 「AUX入力」歪み率測定  VR=MAX 入力=100mV一定 薄い色=L
F2. 「MM入力」周波数特性 VR=MAX 入力=1mV一定
F3. 「MC入力」周波数特性 VR=MAX 入力=0.11mV一定
E6. 完成 24時間エージング、最強の組み合わせ
S.GAS THAEDRA の仕様(マニアル・カタログより)
型式、価格 コントロール(プリ)アンプ  THAEDRA 価格¥660,000. (株)バブコ
<HEAD AMP/Moving-Coil、Phono>
ゲイン Tape output=69dB、 Main output=90dB
ノイズ 75nV(20Hz〜20kHz)、 32nV(400Hz〜20kHz)
歪率 0.01%以下(出力=2V、20Hz〜20kHz)
RIAA偏差 ±0.5dB(20Hz〜20kHz)
<HEAD AMP/Magnetic Phono>
ゲイン Tape output=42dB、 Main output:63dB
ノイズ 500nV(20Hz〜20kHz)
歪率 0.01%以下(2V、20Hz〜20kHz)
RIAA偏差 ±0.5dB(20Hz〜20kHz)
<High Level
ゲイン Main output=21dB
ノイズ 6μV(20Hz〜20kHz)
歪率 0.01%(出力=2V、20Hz〜20kHz)
周波数特性 DC〜100kHz ±1dB
総合
最大入力 Head amp=3.5mV(1kHz)、 Phono=100mV(1kHz)、 High level=1V R.M.S.
最大出力 10V R.M.S.
外形寸法 430(W)×152(H)×324(D)mm
重量 15.9kg
備考 入出力端子、接続コード・ピンは全て金メッキが施されています。
オプションパーツアンプカード¥8,000
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