HMA−9500mkU. 44台目 修理記録 |
47台目も同じユーザ 平成23年5月18日到着 7月24日完成 |
注意 このAMPはアースラインが浮いています。 AMPのシャーシにSPの線(アース側)やプリAMPのアースもも接続してはいけません。 RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません、+−の撚りのあるのも使用出来ません。 又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照 |
A. 修理前の状況
B. 原因
F. 修理費 102,800円 S. HITACHI Lo−D HMA−9500mkU の仕様(マニアルより) |
A. 修理前の状況 A11. 点検中 前から見る |
A13. 点検中 前右から見る |
A14. 点検中 右から見る |
A15. 点検中 後から見る |
A16. 点検中 後左から見る |
A17. 点検中 左から見る |
A18. 点検中 上から見る |
A21. 点検中 下から見る |
A22. 点検中 下前から見る |
A23. 点検中 下前左から見る |
A24. 点検中 下後から見る |
A25. 点検中 下後右から見る |
A26. 点検中 下足 |
A27. 点検中 下足 |
A28. 点検中 下足取り付けビス、長すぎます! 当然即交換。 |
A29. 点検中 下足取り付けビス2、長すぎます! 当然即交換。 |
A2A. 点検中 下から見る |
A31. 点検中 電源SW、規格の解らない接点の流用は危険です、遮断容量が少ないと接点の融着の件があります。 |
A32. 点検中 電源コード接続点 |
A33. 点検中 電源コード挿入場所 |
A34. 点検中 電源コードプラグ |
A35. 点検中 電源コードプラグの固定が芯線のみ! |
A36. 点検中 電源コードプラグの芯線の押さえが短すぎる |
A41. 点検中 電源基板、 ラッピングがコンデンサーに触れている。 |
A42. 点検中 L側ドライブ基板 抵抗の加熱で焼けたチューブ。 |
A43. 点検中 L側ドライブ基板の接地抵抗、 上が使用してあった物、 下=正規の抵抗。 焼損したので、「大きことは良いこと!」で交換したのでしょう? 回路を理解していない者の手法。 |
A61. 点検中 電解コンデンサー外観比較、100μ/100V |
A62. 点検中 電解コンデンサー外観比較、220μ/100V |
A71. 点検中 交換するSP接続端子 |
T. 修理前点検測定 T1. 出力・歪み率測定。 「見方」。 下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定。 下段中央 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル表示)。 上段左端 交流電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用。 上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力。 上段中右 交流電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用。 上段右端 オシロ=出力波形表示、 赤表示=R出力、黄色表示=L出力。(交流電圧が5V以上の場合1/10のATTが入ります)。 下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定。 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定。 |
T21. R側SP出力電圧32V=128W出力 0.2%歪み(0.3%レンジ) 1000HZ |
T22. L側SP出力電圧32V=128W出力 0.2%歪み(0.3%レンジ) 1000HZ |
T23. R側SP出力電圧32V=128W出力 0.2%歪み(0.3%レンジ) 400HZ |
T24. L側SP出力電圧32V=128W出力 0.2%歪み(0.3%レンジ) 400HZ |
C. 修理状況 C11. 修理前 R側ドライブ基板 |
C12. 修理後 R側ドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス・バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換 |
C13. 修理前 R側ドライブ基板裏 |
C132. 修理中 R側ドライブ基板裏、 銅箔を広げる。 |
C14. 修理(半田補正)後 R側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。 |
C16. 完成R側ドライブ基板裏 洗浄後 |
C21. 修理前 L側ドライブ基板 |
C22. 修理後 L側ドライブ基板 初段FET(電界効果トランジスター)、バランス/バイアス調整用半固定VR3個、SP接続リレー交換 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー11個交換 |
C23. 修理前 L側ドライブ基板裏 |
C232. 修理中 R側ドライブ基板裏、 銅箔を広げる。 |
C233. 修理中 L側ドライブ基板裏、 銅箔が焼けて浮いている所。 |
C24. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。 |
C26. 完成L側ドライブ基板裏 洗浄後防湿材を塗る |
C31. 修理前 R側終段FET(電界効果トランジスター) |
C312. 修理中 R側終段FET(電界効果トランジスター)、取り付けよう絶縁マイカー。 熱伝導の良い「シリコン製絶縁シート」は比誘電率が、シリコーンオイル=2.60〜2.75、雲母=5〜8と、 2倍の開きがあり、高域特性に影響が出るので、現在は未採用。 |
C32. 修理後 R側終段FET(電界効果トランジスター) |
C33. 修理前 L側終段FET(電界効果トランジスター) |
C332. 修理中 L側終段FET(電界効果トランジスター)、取り付けよう絶縁マイカー、取り外し回数が多いのか、穴が変形している。 熱伝導の良い「シリコン製絶縁シート」は比誘電率が、シリコーンオイル=2.60〜2.75、雲母=5〜8と、 2倍の開きがあり、高域特性に影響が出るので、現在は未採用。 |
C34. 修理後 L側終段FET(電界効果トランジスター) |
C41. 修理前 RLモジュール。 |
C42. 修理前 RLモジュール裏。 |
C43. 修理後 RLモジュール裏。 修理後軽くラッカーを吹きました。 |
C51. 修理前 電源基板。 |
C512. 修理中 電源基板、 交換された電解コンデンサー、急激な足(引きだし電極)の曲げは厳禁。 |
C513. 修理中 電源基板、電解コンデンサー固定用の接着材が取り除かれていない、当時は溶媒にトルエンが使用されており、銅を腐食する。 |
C513. 修理中 電源基板、電解コンデンサー固定用の接着材を取り除いた所。 |
C52. 修理後 電源基板 フューズ入り抵抗全部、電解コンデンサー9個交換 |
C522. 修理後 電源基板 電解コンデンサーとフイルムコンデンサーは接着材で固定する。 |
C53. 修理前 電源基板裏 |
C54. 修理(半田補正)後 電源基板裏 半田を全部やり直す。 パスコン足絶縁チューブは2重にする(白色なので解りにくい)。 |
C56. 完成電源基板裏 洗浄後防湿材を塗る |
C57. 修理中 絶縁シート、焼け跡少ない。 |
C61. 修理前 RCA端子 |
C62. 修理後 RCA端子 WBT−0201 使用。 |
C63. 修理前 入力RCA端子裏 |
C64. 修理前 入力RCA端子基板 |
C65. 修理前 入力RCA端子基板裏 |
C66. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏 半田を全部やり直す フイルムコンデンサー2個増設 |
C67. 完成RCA端子裏 洗浄後防湿材を塗る |
C71. 修理前 R−SP端子 |
C72. 修理中 R−SP接続端子穴加工前 |
C73. 修理中 R−SP接続端子穴加工後 |
C74. 修理(交換)後 R−SP端子 |
C81. 修理前 L−SP端子 |
C82. 修理中 L−SP接続端子穴加工前 |
C83. 修理中 L−SP接続端子穴加工 |
C84. 修理(交換)後 L−SP端子 |
C91. 修理前 電源ケーブル取り付け部 |
C92. 修理中 電源ケーブル取り付け部穴加工前 |
C94. 修理後 電源ケーブル取り付け部 |
C95. 修理前 電源ケーブル端末処理。 |
C96. 修理中 電源ケーブル、プラグ取り付け。 |
CA1. 修理前 R側ドライブ基板へのラッピング線 |
CA2. 修理後 R側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
CA3. 修理前 L側ドライブ基板へのラッピング線 |
CA4. 修理後 L側ドライブ基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
CA5. 修理前 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線 |
CA6. 修理後 R側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
CA7. 修理前 L側ドライブ基板−電源基板 |
CA8. 修理後 L側ドライブ基板−電源基板へのラッピング線に半田を浸み込ませる |
CB1. 交換した部品 |
CD1. 修理前 下から見る |
CD2. 修理後 下から見る |
CD3. 完成 綺麗なお尻で帰ります |
E. 調整・測定 E1. 出力・歪み率測定。 「見方」。 上段中央オーディオアナライザ VP−7723B=R側測定。LED表示は右から、「歪み率」、「SP出力電圧」、「周波数」。 下段中央オーディオアナライザ VP−7723B=L側測定。LED表示は右から、「歪み率」、「SP出力電圧」、「周波数」。 上段右端オシロ TDS−2024=R側出力波形表示。(交流電圧が5V以上の場合1/10のATTが入ります)。 下段右端オシロ TDS−2024=L側出力波形表示。(交流電圧が5V以上の場合1/10のATTが入ります)。 下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より100Hz〜10kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。 よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。 測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」 |
E11. 出力・歪み率測定中、 電源コードは仮の物を使用。 |
E21. R側SP出力電圧35V=153W出力 0.005%歪み 100Hz入力。 L側SP出力電圧34V=145W出力 0.006%歪み 100Hz入力。 |
E22. R側SP出力電圧34V=145W出力 0.009%歪み 500Hz入力。 L側SP出力電圧35V=153W出力 0.01%歪み 500Hz入力。 |
E23. R側SP出力電圧34V=145W出力 0.01%歪み 1kHz入力。 L側SP出力電圧35V=153W出力 0.01%歪み 1kHz入力。 |
E24. R側SP出力電圧34V=145W出力 0.03%歪み 5kHz入力。 L側SP出力電圧34V=145W出力 0.04%歪み 5kHz入力。 |
E25. R側SP出力電圧34V=145W出力 0.03%歪み 10kHz入力。 L側SP出力電圧35V=153W出力 0.03%歪み 10kHz入力。 |
E3. 完成 24時間エージング。 右は HMA-9500mkU 45台目。 |
9500mv2u |
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した物です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。 Copyright(C) 2015 Amp Repair Studio All right reserved. |