Technics SE−9600 修理記録
寸評 終段TR(トランジスター)の供給電圧まで安定化した理想的なAMPです。
    途中で基盤改造がありますので、未対策器は修理した方が良いです(対作品は「2a」のシールが添付)
    高域の発振対策を施し、安全の為、フューズを挿入した
平成15年9月20到着   10月5日完成
A. 修理前の状況
  •  プロテクト作動したまま
     
B. 原因
  • 経年変化による、プロテクト回路不良

C. 修理状況
  • プロテクトリレー交換。
    初段TR(トランジスター)交換。
    RLバイアス/バランスVR交換。
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。

D. 使用部品
  • プロテクトリレー交換         1個。
    初段TR(トランジスター)       2個。
    バイアス/バランス半固定VR  10個。
    電解コンデンサー          26個。

E. 調整・測定


F. 修理費   68,000円   オーバーホール修理

S. Technics SE−9600 の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況
A1A. 修理前 上から見る、非常に綺麗です
A1B. 修理前 下から見る、非常に綺麗です
A2. SP接続リレー比較  左=新しい物  右=古い物
C. 修理状況
C1A. 修理前 Rドライブ基板
C1B. 修理後 Rドライブ基板 初段TR(トランジスター)2個、バランス/バイアス調整用半固定VR2個、
           電解コンデンサー7個交換
C1C. 修理前 Rドライブ基板裏
C1D. 修理(半田補正)後 Rドライブ基板裏 半田を全部やり直す
C2A. 修理前 Lドライブ基板
C2B. 修理後 Lドライブ基板 初段TR(トランジスター)2個、バランス/バイアス調整用半固定VR2個、
           電解コンデンサー7個交換
C2C. 修理前 Lドライブ基板裏
C2D. 修理(半田補正)後 Lドライブ基板裏 半田を全部やり直す
C3A. 修理前 定電圧電源基盤
C3B. 修理後 定電圧電源基盤 半固定VR2個、電解コンデンサー7個交換
C3C. 修理前 定電圧電源基盤 裏
C3D. 修理(半田補正)後 定電圧電源基盤 裏
C4A. 修理前 VUメーターAMP基盤
C4B. 修理後 VUメーターAMP基盤 半固定VR4個交換
C4C. 修理前 VUメーターAMP基盤裏
C4B. 修理(半田補正後)後 VUメーターAMP基盤裏
C5A. 修理前 SP接続リレ−&入力RCA端子.
C5B. 修理後 SP接続リレ−&入力RCA端子
C6A. 修理前 電源電解コンデンサー
C6B. 修理後 電源電解コンデンサー
C7A. 修理前 パネル
C7B. 修理・清掃後 パネル 電源SWノブ取り付け
C8. 交換した部品
C9A. 修理前 下から見る
C9B. 修理後 下から見る
C9C. 修理前 下から見る
C9D. 修理後 上から見る
C9D. 修理後 シールド付け完成
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整
E2A. SP出力31V=120W出力 0.05%歪み 1000HZ
E2B. SP出力31V=120W出力 0.05%歪み 400HZ
E3. VUメーターの校正
E4. 完成  24時間エージング
S. Technics SE−9600 の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 ステレオパワーアンプ
実効出力(1kHz、両ch駆動) 165W+165W(4Ω)
110W+110W(8Ω)
高調波歪率 0.08%
混変調歪率 0.08%
出力帯域幅(8Ω) 5Hz〜60kHz -3dB
SN比 110dB
残留ノイズ 0.3mV
出力インピーダンス 0.08Ω(Normal)、0.8Ω、2.7Ω、8Ω
入力感度/インピーダンス 1V/40kΩ
外形寸法 幅450x高さ193x奥行426mm
重量 23.6kg
価格 ¥225,000(1975年頃)
                             se9600-x
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