Michaelson & Austin TVA−1 7台目修理 | ||||||||||||||||||||||
寸評
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平成18年5月12日到着 7月18日完成 | ||||||||||||||||||||||
A. 修理前の状況
C. 修理状況
E. 調整・測定 F. 修理費 130,000円 オーバーホール修理。 但し、真空管は別途です。 S. Michaelson & Austin TVA−1 の仕様(マニアルより) |
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A. 修理前の状況 A11. 修理前点検 上から見る |
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A12. 修理前点検 USソケット比較 中=交換するステアタイト製、両側=古いモールド製。 | ||||||||||||||||||||||
A13. 修理前点検 MTソケット比較 上=交換するステアタイト製、下=古いモールド製 | ||||||||||||||||||||||
A21. 修理前点検 下から見る | ||||||||||||||||||||||
A22. 修理前点検 交換されたカソード抵抗、これでは2倍のW数(容量)になり、事故の時、KT−88が昇天してしまう! 「大きいことは良いこと」は素人の考えです。 抵抗はKT88を守る為に、焼ける場合あり、無闇に大きくするのは回路が理解出来ていない |
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A23. 修理前点検 割れた整流ダイオード | ||||||||||||||||||||||
A31. 修理前点検 このAMPは新しいバージョンなので、突入電流抑制回路が付けられている、日本向けだけか? 但し、AC100V回路に24オームの抵抗を入れ、2次回路の高圧電圧でリレーを動作させ、短絡させている。 真空管を理解していない、設計者の考え! 不十分です! |
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A4. 修理前点検 電解コンデンサーの安全弁の出口にある端子が腐食している、 電解液が吐出した証拠。 | ||||||||||||||||||||||
A5. 修理前点検 大分疲労した電源ケーブル付け根 | ||||||||||||||||||||||
A61. 修理前点検 真空管比較 KT−88。 左が手持ち新品 | ||||||||||||||||||||||
A62. 修理前点検 真空管比較 12AT7。 左が手持ち新品 | ||||||||||||||||||||||
A63. 修理前点検 真空管比較 12AX7。 左が手持ち新品 | ||||||||||||||||||||||
A64. 修理前点検 ゴム足比較 上が交換する物 | ||||||||||||||||||||||
C. 修理状況 C11. 修理前 前段AMP基板 |
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C11−1. 修理中 前段AMP基板 場所が取れず、かなり離され、直列にされた電解コンデンサー | ||||||||||||||||||||||
C12. 修理後 前段AMP基板 真空管ソケット4個、電解コンデンサー5個、フイルムコンデンサー4個交換 | ||||||||||||||||||||||
C13. 修理前 前段AMP基板裏 銅箔への配線が多い!表に移動する。 | ||||||||||||||||||||||
C14. 修理(半田補正)後 前段AMP基板裏 | ||||||||||||||||||||||
C15. 完成前段AMP基板裏 洗浄後 | ||||||||||||||||||||||
C21. 修理前 整流・バイアス基盤 右端のダイオードに電解コンデンサー液漏れの後がある | ||||||||||||||||||||||
C22. 修理後 整流・バイアス基盤 整流ダイオード5個、半固定VR4個、電解コンデンサー5個、フイルムコンデンサー交換 | ||||||||||||||||||||||
C23. 修理前 整流・バイアス基盤裏 | ||||||||||||||||||||||
C24. 修理(半田補正)後 整流・バイアス基盤裏 | ||||||||||||||||||||||
C25. 完成整流・バイアス基盤裏 洗浄後 | ||||||||||||||||||||||
C31. 修理前 高圧電解コンデンサー | ||||||||||||||||||||||
C32. 修理後 高圧電解コンデンサー | ||||||||||||||||||||||
C4. 修理中 RCA端子とSP接続端子の穴加工 ステンレスシャーシ+鉄パネルの合わせ | ||||||||||||||||||||||
C41. 修理前 RCA端子 | ||||||||||||||||||||||
C42. 修理後 RCA端子 WBT RCA端子 WBT−0201 を使用 | ||||||||||||||||||||||
C51. 修理前 SP接続端子 | ||||||||||||||||||||||
C52. 修理後 SP接続端子 WBT SP端子 WBT−0702 を使用 | ||||||||||||||||||||||
C6. 修理後 突入電流抑制回路。 詳しくはこちら | ||||||||||||||||||||||
C71. 修理前 電源ケーブル | ||||||||||||||||||||||
C72. 修理後 電源ケーブル | ||||||||||||||||||||||
C8. 交換部品 | ||||||||||||||||||||||
C91. 修理前 上から見る | ||||||||||||||||||||||
C92. 修理後 上から見る | ||||||||||||||||||||||
C93. 修理前 下から見る | ||||||||||||||||||||||
C94. 修理後 下から見る | ||||||||||||||||||||||
C95. 完成 前上から見る | ||||||||||||||||||||||
C96. 完成 後上から見る | ||||||||||||||||||||||
CA. 電解コンデンサー保護のため、遮熱板を付けると良い、厚紙にアルミホイールを貼っただけ。 | ||||||||||||||||||||||
E. 調整・測定 E1. 出力・歪み率測定・調整。 <見方>。 下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、SP出力を測定。 下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下段中右上=周波数計。 上段左端 電圧計=L側SP出力電圧測定、黒針のみ使用。 上段中左 歪み率計=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力。 上段中右 電圧計=R側SP出力電圧測定、赤針のみ使用。 上段右端 オシロ=SP出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測)。 下段中右上 デジタル電圧計=SP出力電圧測定RLは切り替えて測定。 |
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E21. SP出力24.6V=75W 歪み率=3% 1000HZ | ||||||||||||||||||||||
E22. SP出力24.4V=75W 歪み率=3% 400HZ | ||||||||||||||||||||||
E31. 手持真空管使用 SP出力25V=78W 歪み率=1.5% 1000HZ | ||||||||||||||||||||||
E32. 手持真空管使用 SP出力25V=78W 歪み率=1.5% 400HZ | ||||||||||||||||||||||
E4. 残留雑音 0.8mV(1000mV=1V) 初段がECC83(12AX7)差動プッシュプルです。共通カソードになっていて、差動回路として動作します。 よって、ヒーターからのハム・ノイズの影響が有りますので、出来るだけ、ヒーター・カソード間の絶縁特性の良い物を 選別して、使用してください。 トランスレス真空管TVが全盛の時代には、良い製品が沢山製作されましたが、 現在ではその様な需要が有りませんので、選別で探すしか方法が有りません。 又、真空管の性能(増幅率等)には関係有りません。 |
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E5. 完成 24時間エージング。 | ||||||||||||||||||||||
S. Michaelson & Austin TVA−1 の仕様(マニアルより) | ||||||||||||||||||||||
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tva1-7-15 | ||||||||||||||||||||||
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