Sansui C−2301. 2台目修理記録
再修理記録(平成20年10月25日到着)     平成17年8月23日到着  平成18年1月8日完了
*B−2301L. 6台目*C−2301L. 2台目*E−06*QUAD 44. 7台目*SA−12. 2台目*SA−5.1*SY−Λ88U. 3台目*TA−D88ユーザ
A. 修理前の状況
  • プロテクト解除しない。

B. 原因
  • 電源トランス1次断線。

C. 修理状況
  • 電源部トランス交換(山水より購入)。
    リレー交換。
    初段FET(電界効果トランジスター)交換。
    全電解コンデンサー交換(ミューズ使用)、大型を除く。
    配線手直し、補強。
    各部、半田補正。
    TR(トランジスター)交換。
    WBT RCA端子交換。

D. 使用部品
  • 半固定VR                           4個。
    FET(電界効果トランジスター)              4個 。
    電解コンデンサー                      62個(ミューズ使用)。
    リレー                              4個。
    TR(トランジスター)                     4個。
    フイルム・コンデンサー                    2個。
    抵抗                                  。
    電源部トランス                         2個。
    WBT RCA端子 WBT−0201              2組(定価で工賃込み)。

E. 調整・測定

F. 上位測定器による 調整・測定

E. 修理費              191,600円    オーバーホール修理。
                                   3台目からの、お馴染みさん価格。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. Sansui C−2301 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A11. 点検中 上から見る
A12. 点検中 シールドを外し、上から見る
A21. 点検中 下から見る
A22. 点検中 シールドを外し、下から見る
A31. 点検中 L側EQ−AMP基板、シールドの蓋が接点復活材?で濡れている
A32. 点検中 L側EQ−AMP基板、膨らんだフイルム・コンデンサー
A33. 点検中 R側EQ−AMP基板、こちらのフイルム・コンデンサーと比較すると良く解る
A34. 点検中 L側EQ−AMP基板、何か吹き付けて有る
A35. 点検中 R側EQ−AMP基板、何か吹き付けて有る
A41. 点検中 L側AMP基板、膨らんだフイルム・コンデンサー
A42. 点検中 R側AMP基板、こちらは片方のみ
A51. 点検中 L側電源基板、修理履歴あり、リケノームが普通の抵抗に交換されている
A52. 点検中 R側電源基板、修理履歴あり
A61. 点検中 焼き切れた電源トランス、充填材の変色を見るとうなずける <<こちらと比較>>
A62. 点検中 トランスの比較 左=交換する新しい物 右=焼けた物
A7. 点検中 使用するリレー比較 左=付いていた開放型  右=交換する新しい密閉型で接点の腐食が少ない
C. 修理状況
C11. 修理前 R側電源基板
C12. 修理後 R側電源基板 TR(トランジスター)2個、電解コンデンサー10個、抵抗1個、フイルムコンデンサー1個交換
C13. 修理前 R側電源基板裏
C131. 修理中 R側電源基板裏 電解コンデンサーの下の電極の半田不良予備軍
C132. 修理中 R側電源基板裏 電解コンデンサーの下の電極の半田不良予備軍
C14. 修理(半田補正)後 R側電源基板裏。 半田を全部やり直す。
C15. 完成R側電源基板 洗浄後
C21. 修理前 L側電源基板
C22. 修理後 L側電源基板 TR(トランジスター)2個、電解コンデンサー10個、抵抗1個、フイルムコンデンサー1個交換
C23. 修理前 L側電源基板裏
C232. 修理前 L側電源基板裏 前回の修理で、ブロックコンデンサーが交換するとき、スペーサーを入れ忘れた 
C233. 修理前 L側電源基板裏 ブロックコンデンサーは両方交換するのが常識
C234. 修理後 L側電源基板裏 スペーサーを入れる
C24. 修理(半田補正)後 L側電源基板裏。 半田を全部やり直す。
C25. 完成L側電源基板 洗浄後
C31. 修理前 R側AMP基板 
C32. 修理後 R側AMP基板 初段FET(電界効果トランジスター)2個、半固定VR2個、電解コンデンサー12個、リレー1個交換
C33. 修理前 R側AMP基板裏 
C34. 修理(半田補正)後 R側AMP基板裏。 半田を全部やり直す。
C35. 完成R側AMP基板 洗浄後
C41. 修理前 L側AMP基板 
C42. 修理後 L側AMP基板 初段FET(電界効果トランジスター)2個、半固定VR2個、電解コンデンサー13個、リレー1個交換
C43. 修理前 L側AMP基板裏 
C44. 修理(半田補正)後 L側AMP基板裏。 半田を全部やり直す。
C45. 完成L側AMP基板 洗浄後
C51. 修理前 R側EQ−AMP
C52. 修理後 R側EQ−AMP 電解コンデンサー7個、リレー1個交換
C53. 修理前 R側EQ−AMP裏
C54. 修理(半田補正)後 R側EQ−AMP裏。 半田を全部やり直す。
C55. 完成R側EQ−AMP裏 洗浄後
C61. 修理前 L側EQ−AMP
C62. 修理後 L側EQ−AMP 電解コンデンサー7個、リレー1個交換
C63. 修理前 L側EQ−AMP裏
C64. 修理(半田補正)後 L側EQ−AMP裏。 半田を全部やり直す。
C65. 完成L側EQ−AMP裏 洗浄後
C71. 修理前 MM/MC切り替えSW基板
C72. 修理前 MM/MC切り替えSW基板裏
C73. 修理(半田補正)後 MM/MC切り替えSW基板裏。 半田を全部やり直す。
C74. 完成プロテクト基板裏 洗浄後
C8. 後パネルを外して修理中
C81. 修理前 プロテクト基板
C82. 修理後 プロテクト基板  電解コンデンサー4個交換
C83. 修理前 プロテクト基板裏
C84. 修理(半田補正)後 プロテクト基板裏。 半田を全部やり直す。
C85. 完成プロテクト基板裏 洗浄後
C91. 修理前 出力端子板、折角バランス出力があるのだから使用したい、但し、メインAMPの対応が必要
C92. 修理前 出力端子板裏
C93. 修理(半田補正)後 出力端子板裏 全ての半田をやり直す
CA1. 修理前 入力端子板
CA2. 修理後 入力端子、PHONO端子をWBT RCA端子 WBT−0201に交換     
CA3. 修理前 入力端子裏
CA4. 修理後 入力端子裏 洗浄後
CA5. 修理(半田補正)中 入力端子裏の基板、比較の為、右下のみ未補正
CA6. 修理(半田補正)中 入力端子裏のSW基板裏。 半田を全部やり直す。
CA7.完成入力端子裏のSW基板裏 洗浄後
CA8. 修理(半田補正)中 入力端子裏のSW2基板裏、比較の為、右半分未補正
CA9. 完成入力端子裏のSW2基板裏 洗浄後
CB. 前パネルを外して修理中
CB1. 修理前 SW基板裏
CB2. 修理中 SW流基板裏のSW裏側、接点復活材の使用で「ビチャビチャ」
CB3. 修理中 SW流基板裏のSW2裏側、接点復活材の使用で「ビチャビチャ」
CB4. 修理(半田補正)後 SW基板裏。 半田を全部やり直す。
CB5. 完成SW基板裏 洗浄後
CC. 修理中 メインVR点検、カシメ構造なのでここまで、接点復活材の使用で「ビチャビチャ」
CD1. パネル清掃、接点復活材が染み込んだ跡
CD2. パネル清掃、合わせパネルは、布にガラスクリーナを付けて拭く
CE. 交換部品
CF1. 修理前 シールドを外し、上から見る
CF2. 修理後 シールドを外し、上から見る
CF3. 修理前 シールドを外し、下から見る
CF4. 修理後 シールドを外し、下から見る
CF5. 完成後ろから見る
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整
    <見方>
     下左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
     下中=入力波形(オーデオ発振器のTTLレベル) 下右=周波数計
     上左=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
     上中=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
     上右=SP出力波形オシロ 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E11. 出力電圧1V 歪み率=0.0?% 測定レンジ=0.1% AUX入力 1000HZ
               未ケース、未シールドなので、ハムが回り込み、少し悪いです
E12. 出力電圧1V 歪み率=0.0?% 測定レンジ=0.1% AUX入力 400HZ
E21. 出力電圧1V 歪み率=0.02% 測定レンジ=0.1% MC(トランス)入力 1000HZ
E22. 出力電圧1V 歪み率=0.03% 測定レンジ=0.1% MC(トランス)入力 400HZ
E31. 出力電圧1V 歪み率=0.0?% 測定レンジ=0.1% MM入力 1000HZ 
E32. 出力電圧1V 歪み率=0.0?% 測定レンジ=0.1% MM入力 400HZ
F. 上位測定器による 調整・測定
F1. シールドもしっかりしているので上記よりも当然良い結果が出る、使用するケーブルも異なる<<詳しくはこちら>>
F11. 入出力特性測定(AUX入力)
      AUX入力端子へ100mV一定入力 VRはmax 平均で0.8V出力   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F12. 入出力特性測定(AUX入力) BASS & TREBLE 最大
      AUX入力端子へ100mV一定入力 VRはmax 平均で0.8V出力   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F21. 入出力特性測定(AUX入力) バランス出力で測定
      AUX入力端子へ100mV一定入力 VRはmax 平均で1V出力   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F22. 歪み率特性測定(AUX入力) バランス出力で測定
     AUX入力端子へ100mV一定入力 VRはmax  左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F3. 入出力特性測定(MM入力)
      MM入力 入力電圧=12mV一定入力 VRはmax   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F4. 入出力特性測定(HI−MC入力)トランス使用
     MC入力端子へ0.11mV入力 VRはmax   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
F5. 入出力特性測定(LOW−MC入力)トランス使用
     MC入力端子へ0.11mV入力 VRはmax   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
     高域100kHZから左右に差が出ているのは、入力トランスの特性でしょ
F6. 入出力特性測定(LOW−MC入力)トランス使用  バランス出力で測定
     MC入力端子へ0.11mV入力 VRはmax   左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色
     高域100kHZから左右に差が出ているのは、入力トランスの特性でしょ
E5. 引き続き24時間エージング
Y. ユーザー宅の設置状況
Y1. 設置状況.
S. Sansui C−2301 の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 ハイグレード・ステレオ・コントロールアンプ C-2301
入力感度/インピーダンス PHONO-1,2  MM−−−2mV/47kΩ
          High MC−− 2mV/100Ω
          MC−−−−70μV/3Ω,200μV/30Ω 
TUNER,CD,LINE-1,2,TAPE PLAY-1,2,3−−− 150mV/47kΩ
最大許容入力 PHONO-1,2 MM−−−350mV (1kHz,THD0.01%)
          High MC−−40mV (1kHz,THD0.01%)
出力電圧/出力インピーダンス Tape Rec(RCAピン)−−−150mV/50Ω
コントロールアンプ出力−−ノーマル出力=1.2V/50Ω
                 バランス出力=+4dBm
周波数特性 PHONO-1,2(MM)= 10Hz〜300kHz±0.2dB
TUNER,CD,LINE-1,2,TAPE PLAY-1,2,3=DC〜500kHz+0,−3
SN比(Aネットワーク、ショートサーキット) PHONO-1,2(MM) 90dB
PHONO-1,2(MC) 80dB
TUNER,CD,LINE-1,2,TAPE PLAY-1,2,3 110dB
外形寸法 幅474×高さ160×奥行422mm
重量 20.9kg
価格 ¥550,000(1985年頃)
                      c23012-2u
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